フリーランスまでの道のり ~退職から開業後の今~

こんにちは。外部執筆スタッフの管理栄養士 長谷川晴美です。

前回までは、フリーランスになるか迷われている方に向けて、そして、フリーランスになると決めてから退職までの道のりをお伝えしました。

今回は、退職から開業日までの過ごし方や、開業後、そしてコロナ禍の影響等をお伝えします。

皆様にとって、何かのヒントになれればと存じます。

退職から開業日まで

開業

縁もゆかりもない縁起のいい日を開業日とし、どのような仕事か検討がつく屋号に決め、まずは以下のような準備を進め、開業日を迎えました。

1.税務署に出向き、開業に必要な書類と書き方、提出の仕方等を確認

2.個人事業主や帳簿関係に詳しい知人をリサーチし相談

3.無料のホームページ作成サイト(Jimdo)で、 理念、経歴、仕事内容、値段、写真等を確定しながら作成

4.名刺にホームページのQRコードを入れる

5.自分の経歴だけでなく、自分の強みや志などをまとめたプロフィールシートを作成

開業後

申請自体は書類を税務署に提出するだけで、あっけないものでした。

開業後は、青色申告会の無料講習会や無料相談を利用しながら、見積書や請求書作成、帳簿の付け方、確定申告について学びました。

青色申告会には入らず、今も調べながら聞きながら、なんとかできています。

お金の話 (出費と収入)

次にお伝えしておきたいことは、お金の話です。

趣味で仕事をしている人は少ないと思います。

私はバツイチ子持ちで一家の主なので、収入なしは死活問題です。

収入と生活は切っても切れないもので、綺麗ごとでは済まされません。

開業にはお金はかかりませんが、以下のように会社員の時よりは目に見える出費が増えます。

私が給料明細を細かく見ていなかっただけですが・・・

退職金があれば残しておきましょう(^_-)-☆

 【支出】

1.市県民税(退職後はまとめて支払い、その後は年4回支払い)

2.国民健康保険・国民年金 ※参考までに私の場合は毎月計約6万円

3.経費を引いた収入の税金(確定申告時)

 【収入】

開業直後に、目標収入を決めておこうと収入の把握をしてみました。

当時の契約状況で本気で一か月働いてみたら50万円ほどでした。

翌月、遊んだ月はどうなるかと一週間アフリカ旅行に行ってみたところ35万円ほどでした。

会社員の時の年収と比較し、収入アップできることが確認でき、安定はしなくても健康であれば収入はあるという結論でした。

そこで、現状に甘んじることなく収入目標を高く持つことにし、次はプロフィールシートを確認しながら、何をやりたいか、何ができるか、どのように実現させるかを考え今も実践しています。

雇用保険の給付について

次が決まっていない状況で辞めた場合は、ハローワークに離職時求職者給付を受ける手続きができます。

雇用保険がもらえる範囲で期間限定のイベントの仕事をしながら就職するかフリーランスになるか考えている管理栄養士さんにも出会いました。

その間に、定職を決めるもよし、フリーランスの道に踏み切るもよしです。

失業保険支払期間中に、フリーランスと決めた場合でも、業務委託契約書等の見込み収入がわかる書類を提出し認められた場合は、再就職手当に準じ、開業祝としていただけます。

知識として持っておいて損はなしの情報です。

実際の動き

目の前の仕事に手を抜くことなく一生懸命行うことをモットーに、相手の満足度を上げることも念頭においています。

また、経費削減や効率も考えながら、営業や値段交渉も行っていきます。

仕事のチャンスを広げるために、日々の会話の中にも自分の仕事や強みをアピールし、自然に名刺を出せるようにも意識しています。

今までなら行きもしない高校の同窓会にも行きました。

用意していった100枚の名刺はさすがにあまりましたが・・・(≧▽≦)

特定保健指導の経験を話していたところ、他の会社から特定保健指導の仕事が舞い込み、経験を積むことができ比較もできると考え、お受けしたことがあります。

資料の違いや入力の違いがあるため、多数の会社との契約はミスにつながりやすいと感じました。

また、継続支援なし初回面談のみの案件は、最後まで支援したいという思いを強く感じる自分がいました。

最後まで支援できる契約のものがいいと考えました。

このような形で、仕事の選択もしています。

他には、管理栄養士以外にも健康運動指導士と認定心理士の資格があることもアピールしていたので、健康系セミナーの依頼もありました。

健康維持には、食事と運動と心だと考え、30歳代、40歳代に取った資格が役立っています。

仕事ぶりをみていただき、新たな依頼もあります。

派手な仕事はしていませんが、地道に信用を積み重ねています。

過去反省点

私生活も会社員の時も、アナログ派で新しいことには積極的ではなかったため、パソコンの設定、パワーポイントの細かい装飾等は得意な人に任せ、SNSは極力避け、人脈作りもしていなかったことを、もったいなかったなあと感じていますが、今頑張ってます(^^♪

また、開業当初は、出張が楽しくて飲み食いしすぎて、BMI25未満を維持することが大変でしたし、稼いだ分遊んでしまいました。

反動とは恐ろしやです・・・(>_<)

現仕事のメリット

特定保健指導は受けたくないかたもいるので、かなり悪態の方もいらっしゃいます。

しかし、合わなくても悪態をつかれても、その場限りと思えば、心をすり減らすことはありません。

会いたくない人に毎日会う苦痛はないです。

自分の責任の上で、仕事の選択をすることができますし、自由にコーディネートできるのが魅力です。

あれこれ指図されたくないタイプの人には向いているかと思います。

コロナ禍では

初で、自分で集客から会場の段取りまで企画していたセミナーは中止になってしまいました。

私は、アレルギー体質で3歳のころからアトピー性皮膚炎なので、この欠点とも言えるべき体質を逆手に取り、その経験をもとにしたアレルギーに関する健康セミナーを開催する予定でした。

会場費は返金がありましたが、宣伝費は無駄になってしまいました。

が、セミナーの内容をより充実させる時間ができたと前向きにとらえています。

メインの収入源だった、イベントや対面の特定保健指導も中止になってしまいました。

そこで、特定保健指導は避けていたICT面談に切り替えることにしました。

これも成長するきっかけになったと考えています。

ちなみに、今回のコロナの影響で収入は月20万円台に落ち込みましたが、ゼロではないですし、持続化給付金の申請もできましたので、しぶとく生き延びています!

私の目標

年収700万円を超えたら、法人にするというのがフリーランスになった時にたてた目標です。

定年のない、一人一人が好きな仕事、得意な仕事で力が発揮できる環境が提供できる会社です。

今回のコロナ禍で思い知らされたことは、先を急いでなくてよかった!

貯金はあったほうがいい!

ということです。

働いている人の生活を支えられる強く持久力がある会社を作ることが、新たな目標に付け加わりました。

まだまだ、人生これからです。より成長し生涯現役!を目指します。

今後、いい報告ができるよう日々頑張っていきます。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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