「食べること」「動くこと」「人とのつながり」

みなさん、こんにちは。人材事業部横浜の下原です。

早いもので、今年最後のブログとなりました。

今回は1年を振り返っての所感を述べていきたいと思います。

今年は新型コロナウイルス感染症が流行し、緊急事態宣言が発令され、外出自粛要請を経て「新しい生活様式」が提唱されました。

手洗い身体的距離確保といった基本的な感染対策の実施、「3つの密」を徹底的に避けること、「人との接触を8割減らす10のポイント)」などです。

地域高齢者を対象とした通いの場も一時は完全閉鎖されていましたが、緊急事態宣言の解除とともに、通いの場の再開を望む声も大きくなり、「通いの場×新型コロナウィルス対策ガイド」の発行とともに積極的に通いの場が再開されました。

高齢者において数か月にわたる自粛期間の影響は大きく、家に閉じこもることによる健康への悪影響が懸念されました。

具体的には外出を控えることは、歩行機会を減少させ、また、動きを少なくすることにより、おなかもすかず、食欲の低下が危惧されます。

また、人との接触を避けることにより認知機能の低下や、孤食化がすすむことにより、うつ傾向が強くなるなどの報告もあります。

一方で中年期までの方では、テレワークを行うことにより、通勤することがなくなり、座位時間が増えることによる運動不足や、ストレスによる過食傾向やながら食いの常態化、そして、いつまで続くかわからない不安等からくるうつ症状など精神面での不調を感じるなどの報告が多く上がりました。

こうしたことから、今年がこれまでで一番、世代を問わず「食べること」「動くこと」「人とのつながり」を意識した1年ではなかったでしょうか。

奇しくもこの3つの要素は、高齢者にとっての「フレイル対策」の3本柱です。

病気にならず、健康でいることにおいて、中年期までは「生活習慣病予防」、高齢期からは「機能的健康(病気があったとしても要介護にならず、自立して楽しく暮らせる元気と活力のこと)の維持」と世代によって目的が異なりますが、その根幹にあるのはいずれも「食べること(栄養)」「動くこと(運動)」「人とのつながり(社会参加)」。

(もっとも、中年期においては「「人とのつながり(社会参加)」は人との心の距離のとり方、なのかもしれませんが。)

「食べること(栄養)」「動くこと(運動)」「人とのつながり(社会参加)」、このフレーズは高齢期からのパワーワードのようにとらえていましたが、誰もが心身ともに健康でいるためのパワーワードであったことを痛切に感じた1年でした。

現在もコロナウィルス感染拡大は予断を許さない状況が続いています。
(厚生労働省:データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-

人との接触を減らすこと、マスクをすること、手洗いをすること、の新しい生活様式の基本を心がけ年末年始を健やかにお過ごしいただき、晴れやかに新年をお迎えください。

最後となりましたが、今年一年間 ブログをご愛読いただきまして、ありがとうございました。

2021年も様々な内容のブログをお届けしてまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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