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回復期リハビリテーション病棟で働く管理栄養士

2021.09.21

こんにちは。今回、初めて執筆を担当させていただくことになりました石川 章子です。

 

私は、管理栄養士養成校の大学を卒業後、管理栄養士として回復期リハビリテーション病棟を有する病院で勤務をしていました。

 

そこでの経験をもとに、皆さんにお話しできたらと思います。

 

 

1.回復期リハビリテーション病棟とは

 

2.回復期リハビリテーション病棟での管理栄養士の役割

 

3.回復期リハビリテーション病棟での栄養管理の実際

 

・栄養指導について

 

・摂食・嚥下について

 

・退院支援について

 

 

1.回復期リハビリテーション病棟とは

 

回復期リハビリテーション病棟とは、どのような病棟だかご存知でしょうか。

 

栄養士や管理栄養士の養成校では、あまり病棟の機能や種類について学ぶ機会はありませんよね。

 

私も就職したばかりの頃は、それぞれの病棟の機能や種類についてほとんど知りませんでした。

 

もし、この記事を読んでくださっている方の中で、病院で働くことに興味を持っている方がいたら、病棟の種類や特徴について少しでも知っておくことをおすすめします。

 

病棟の種類や特徴によって管理栄養士としての業務の内容も、患者さんへの関わり方もかわってくるからです。

 

皆さんが一般的に想像するような入院に該当する病棟は、一般病棟と呼ばれますが、その他にも入院する患者の状態に応じて、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟、療養病棟などがあります。

 

脳梗塞や脳出血などの脳血管障害や大腿骨の骨折などのため、急性期の病院で手術などの治療を受けて、病状が安定し始めた1~2カ月後の状態を回復期といいます。

 

この回復期の時期に集中的なリハビリテーションを行うことで低下した能力を再び獲得し、病前の日常生活に戻ることを目標とした入院治療を行う病棟を回復期リハビリテーション病棟といいます。

 

入院できる疾患は決まっており、入院できる期限も決まっています。

 

短期間で病前の状態まで回復するために、集中的に訓練を行う必要があります。

 

そのため、多職種によるチーム医療が積極的に行われています。

 

多職種というのは、医師、看護師に加えてヘルパー、リハビリセラピスト(PT・OT・ST)、社会福祉士、薬剤師、場合によっては医療事務員や放射線技師など病院で勤務するすべての職員がチームとなって働きます。

 

管理栄養士ももちろんチームの一員です。

 

回復期リハビリテーション病棟の入院基本料1をとるためには専任の常勤管理栄養士が必要とされているくらい、回復期リハビリテーション病棟における管理栄養士の担う役割は大きいのです。

 

 

 

2.回復期リハビリテーション病棟での管理栄養士の役割

病院の管理栄養士ってどんなことをしていると思いますか?

 

きっと、献立をつくる、食事をつくるなど想像する人が多いかもしれません。

 

しかし、実際に私は、献立も食事も作っていませんでした。

 

給食業務は、給食会社に完全委託しており、病院栄養士の業務は、患者さんの栄養管理や栄養食事指導に関わる業務がほとんどでした。

 

もちろん、厨房の施設管理や、衛生管理や教育、検食、献立を含めた厨房帳票類のチェックは病院栄養士の業務ですから、給食業務がゼロという訳ではありません。

 

大きな病院では、給食業務を行う管理栄養士と臨床業務を行う管理栄養士は分けているところがほとんどなのではないでしょうか。

 

では何をしているのでしょうか。

 

細かく分けるとたくさんありますが、大きく分けると、①入院患者の栄養管理 ②栄養指導 ③摂食・嚥下や褥瘡対策などのチーム医療に関わる業務の3つです。

 

 

①入院患者の栄養管理

 

栄養管理と言葉でいうと、簡単ですが実際は患者さんに必要な栄養を確保するために、どのような栄養補給の方法でどのくらいの量を補給するべきかを考えなくてはならず、とても難しいものです。

 

管理栄養士だけの力だけでは、難しいことも多いです。

 

それに、管理栄養士は看護師やリハビリセラピストに比べて病院の中で限られた人数しかおらず、一人一人の患者さんと密に過ごすことはできません。

 

そのため、多職種との連携がとても重要です。

 

 

②栄養指導

 

栄養指導も管理栄養士にとって大きな業務の一つです。

 

回復期リハビリテーテーション病棟に入院してくる患者の多くは、糖尿病や慢性腎臓病などの基礎疾患を有している場合が多いため、入院中の栄養管理はもちろん、退院後も継続できるような支援をする必要があります。

 

また、脳血管障害で入院してくる患者は嚥下障害を有している場合が多いです。

 

そのため、家族への嚥下調整食の指導なども行っています。

 

 

③摂食・嚥下や褥瘡対策などのチーム医療

 

管理栄養士も、チーム医療に積極的に参加しています。

 

回診やカンファレンスにも同席しますが、回復期リハビリテーション病棟ではNSTの活動をする事で診療報酬を得ることができないため、算定をしていませんでした。

 

多くの回復期リハビリテーション病棟では、NSTは行っていないのではないでしょうか。

 

しかし、回復期リハビリテーション病棟に入院してくる患者は、摂食・嚥下障害や、経管栄養を行っている場合や、低栄養であることがほとんどのため、栄養管理に苦渋するケースが多いです。

 

そのため、本来であればNSTで検討するような内容も摂食・嚥下チームとして多職種で検討していました。

 

ADLが低い患者の場合、褥瘡発生のリスクも高いので栄養の面から褥瘡予防や褥瘡の治癒促進に褥瘡対策チームの一員として関わります。

 

 

 

 

回復期リハビリテーション病棟で働く管理栄養士がどのような役割を担っているのかは理解していただけましたでしょうか。

 

回復期リハビリテーション病棟は急生期の病棟と比べると、患者さんと長く時間を過ごすことができるので、患者さんが良くなっていく過程をみていくことができるのは、管理栄養士としてのやりがいを感じられる点です。

 

次回は、栄養管理の実際の業務内容について詳しくお話ししようと思います。

 

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