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第34回管理栄養士国家試験問題~栄養教育論~

問題をクリックすると解答が開きます。

Q98
「牛乳は苦手だけど、明日から残さず飲もうと思います」と話す、小学生Aさんへの給食指導である。トランスセオレティカルモデルに基づいた指導として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. 牛乳に含まれる主な栄養素について説明する。
  2. 牛乳を残さず飲めるようになったら、家族がどう思うかを考えさせる。
  3. 牛乳を飲むと、体にどのような影響が出るかを考えさせる。
  4. 牛乳を残した日は、好きなゲームを我慢すると決めるように勧める。
  5. 牛乳を残さず飲むことを、担任の先生と約束するように勧める。
A98 正解(5)
(1)
Q99
社会的認知理論に基づいて、便秘で悩んでいる中学生に野菜摂取を促す支援を行った。結果期待を高めるための支援である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. 便秘が続くことにより生じる、身体への悪影響を説明する。
  2. 野菜摂取が便秘に及ぼす好影響を、図示して説明する。
  3. 食べた野菜の量と種類を、 1 週間記録することを勧める。
  4. 家族に、野菜料理を増やすように頼むことを勧める。
  5. 便秘が解消できた人が、身近にいないかを尋ねる。
A99 正解(2)
(1)
Q100
栄養カウンセリングを行う上で、管理栄養士に求められる態度と倫理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. クライアントの外見で、行動への準備性を判断する。
  2. クライアントの課題を解決するための答えを、最初に提示する。
  3. クライアントの情報を匿名化すれば、SNSに投稿できる。
  4. 管理栄養士が、主導権を持つ。
  5. 管理栄養士が、自らの心身の健康管理に努める。
A100 正解(5)
(1)
Q101
肥満を改善するための支援内容と行動変容技法の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. 家の冷蔵庫に減量目標を貼るように勧める。ーソーシャルスキルトレーニング
  2. 食べる量を決めて、盛りつけるように勧める。ーオペラント強化
  3. くじけそうになったら、まだやれると自分を励ますように勧める。ー認知再構成
  4. 食後にお菓子を食べたくなったら、歯を磨くように勧める。ーストレスマネジメント
  5. 目標体重まで減量できた時の褒美を考えるように勧める。ー行動置換
A101 正解(3)
(1)
Q102
健康のために、飲酒量を減らしたいと考える男性社員の行動のうち、行動変容技法の刺激統制に該当するものである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. 飲酒量を減らすことで得られるメリットを思い出す。
  2. お酒を控えていることを職場の同僚に話す。
  3. 適度な飲酒量をスマートフォンの待受画面に表示しておく。 
  4. 飲み会に誘われたときの断り方を考えておく。
  5. 飲みたくなったら、ノンアルコール飲料にして我慢する。
A102 正解(3)
(1)
Q103
認知症高齢者を支えるためのソーシャルキャピタルの醸成につながる取組である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. 地域の保健センターが、認知症に関する情報発信を活発に行った。
  2. 地域のコンビニエンスストアが、管理栄養士監修の弁当の宅配を始めた。
  3. 地域の栄養教室を修了したボランティアが、高齢者の食事会を開催した。
  4. 地域の病院が、在宅患者訪問栄養食事指導のためのスタッフを増やした。
A103 正解(3)
(1)
Q104
宅配弁当会社に勤務する管理栄養士が、ソーシャルマーケティングの考え方を活用して、利用者への栄養教育用パンフレットを作成することになった。事前に調査を行い、利用者全体の状況を把握した。次に行うこととして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. 利用者の中のどの集団を栄養教育の対象とするかを決定する(ターゲティング)。
  2. 利用者の特性別に栄養教育のニーズを把握し、利用者を細分化する(セグメンテーション)。
  3. 対象となる利用者に、パンフレットがどのように価値付けされるかを検討する(ポジショニング)。
  4. パンフレットの作成に、マーケティング・ミックス(4P)を活用する。
  5. 利用者への栄養教育前に、パンフレットをスタッフ間で試用して改善する(プレテスト)。
A104 正解(2)
(1)
Q105
妊婦を対象とした栄養・食生活支援の取組と、生態学的モデルのレベルの組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. 経済的に困窮している妊婦に、妊婦の友人がフードバンクへの登録を勧めた。ー個人内レベル
  2. 病院のスタッフ間で、体重増加不良の妊婦には栄養相談を勧めることを意思統一した。ー個人間レベル
  3. 母子健康手帳交付時に、市ではメールで栄養相談を受け付けていることを伝えた。ー組織レベル
  4. 病院の管理栄養士が、産科外来で配布するための妊娠中の食事ガイドを作成した。ー地域レベル
  5. 自治体の食育推進計画に、妊婦の栄養対策の実施と目標値を含めた。ー政策レベル 
A105 正解(5)
(1)
Q106
2型糖尿病の患児とその保護者を対象とした栄養教育プログラムの、環境目標を設定するためのアセスメントである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. 患児の成長を、身長と体重の記録で調べる。
  2. 家族の病歴を、診療記録で調べる。
  3. 家庭に常備されている飲料の種類を、質問紙で調べる。
  4. 家庭の調理担当者と食事内容を、食事記録で調べる。
A106 正解(4)
(1)
Q107
離乳食教室を企画する場合の、目標とその内容の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. 実施目標ー家庭で離乳食レシピブックを参照し、調理する。
  2. 学習目標ー成長・発達に応じた離乳食を調理できるようになる。
  3. 行動目標ー集団指導と調理実習を組み合わせた教室を行う。
  4. 環境目標ー市販のベビーフードの入手法を紹介する。
  5. 結果目標ー負担感を減らすために、家族の協力を増やす。 
A107 正解(2)
(1)
Q108
交替制勤務があり、生活習慣変容が困難だと感じている者が多い職場において、メタボリックシンドローム改善教室を行うことになった。学習者のモチベーションが高まる学習形態である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. 産業医が、食生活、身体活動、禁煙の講義をする。
  2. 管理栄養士が、夜勤明けの食事について、料理カードを使って講義する。
  3. 健診結果が改善した社員から、体験を聞き、話し合う。
  4. 小グループに分かれて、食生活の改善方法を学習する。 
A108 正解(3)
(1)
Q109
K市保健センターにおいて、フレイル予防・改善を目的とする6か月間の栄養教育プログラムに取り組むことになった。体重、握力および歩行速度を測定し、リスク者を特定してプログラムへの参加を呼びかけた。プログラムの効果を判定するための評価デザインである。実施可能性と内的妥当性の観点から、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. プログラム参加者の中からモデルケースを取り上げ、教育前後のデータを比較する。
  2. プログラム参加者の、教育前後のデータを比較する。
  3. プログラム参加者と参加を希望しなかった者の、教育前後の変化量を比較する。
  4. プログラム参加希望者を無作為に参加群と非参加群に割り付け、教育前後の変化量を比較する。
A109 正解(3)
(1)
Q110
軽い認知症があり、もの忘れが多くなった独居の高齢者に、脱水症予防のための栄養教育を行うことになった。適切な水分摂取の実行が期待できる働きかけである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

  1. 脱水症予防のための水分のとり方について、講義を聴いてもらう。 
  2. 水分のとり方について、グループディスカッションをしてもらう。 
  3. 経口補水液づくりを実習し、作り方のプリントを持ち帰ってもらう。
  4. 身の回りに水の入ったペットボトルを置いてもらう。
A110 正解(4)
(1)

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