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第32回管理栄養士国家試験問題41~80

問題をクリックすると解答が開きます。

    • Q41

  • 血液系疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 血友病は、ビタミンK欠乏により起きる。 
  2. 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)では、骨髄の低形成がみられる。
  3. 鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値は低下する。
  4. 溶血性貧血では、血清ハプトグロビン値は上昇する。
  5. 再生不良性貧血は、葉酸欠乏により起きる。

 

A41 正解(3)
  • (1)第Ⅷ因子・第Ⅸ因子の欠乏により起きる。第Ⅷ因子異常症が血友病A・第Ⅸ因子異常症が血友病B。(2)骨髄の低形成がみられない。種々の出血症状を呈するが、赤血球や白血球系に異常を認めず、骨髄での巨核球産生能の低下もみられない。(4)低下する。(5)骨髄の低形成がみられる。骨髄中の造血幹細胞が何らかの原因で傷害され起こる。白血球・赤血球・血小板すべて減少する疾患。

    • Q42

  • 免疫と生体防御に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 好中球は、自然免疫を担っている。
  2. ナチュラルキラー(NK)細胞は、特異的防御機構を担っている。
  3. Bリンパ球は、胸腺で成熟する。
  4. Tリンパ球は、免疫グロブリンを産生する。
  5. 免疫グロブリンは、細胞性免疫を担っている。

 

A42 正解(1)
  • (2非特異的防御機構を担っている。NK細胞はリンパ球の一種、自然免疫においてウィルス感染細胞・腫瘍細胞を障害。(3)胸腺で成熟するのはTリンパ球。血球は骨髄中の造血幹細胞から分化、骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分かれる。リンパ系幹細胞からリンパ球が文化、骨髄でそのまま文化するとB細胞、胸腺に移動して分化するとT細胞。(4)免疫グロブリンを産生するのは形質細胞。抗原の刺激を受けたB細胞から分化。(5)体液性免疫を担っている。獲得免疫は体液性免疫と細胞性免疫に大別。体液性免疫はB細胞から分化した形質細胞が産生した抗体による。細胞性免疫を担っているのはT細胞。

    • Q43

  • 免疫・アレルギー疾患に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 全身性エリテマトーデス(SLE)は、男性に多い。
  2. 強皮症では、食道の蠕動運動は低下する。
  3. バセドウ病は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)に対する抗体により発症する。
  4. シェーグレン症候群では、唾液の分泌が増加する。
  5. エイズ(AIDS)では、日和見感染が起こる。

 

A43 正解(2)かつ(5)
  • (1)女性に多い。さまざまな自己抗原に抗体を産生する臓器非特異的自己免疫疾患。(3)甲状腺刺激ホルモン受容体抗体の甲状腺刺激作用のため、甲状腺がびまん性に腫大、甲状腺ホルモンの産生が高まり甲状腺機能亢進症をきたす疾患。(4)低下する。

    • Q44

  • 感染症とその病原体の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 淋病ーマイコプラズマ
  2. 梅毒ー真菌
  3. 麻疹ー細菌
  4. 水痘ーウイルス
  5. 手足口病ーリケッチア

 

A44 正解(4)
  • (1)淋菌。(2)梅毒トレポネーマ。(3)麻疹ウイルス。(5)ウイルス。主にコクサッキ―ウイルスA16・A6、エンテロウイルス71、コクサッキ―ウイルスA10等によっても引起される。

    • Q45

  • 食嗜好に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 個人の一生で変化する。
  2. 服用している医薬品の影響を受ける。
  3. 分析型の官能評価(3点識別法)で調べる。
  4. 環境要因による影響を受ける。
  5. 栄養状態による影響を受ける。

 

A45 正解(3)
  • 食嗜好は一生で変化。要因は、加齢による味蕾感度変化・健康状態・薬の副作用・栄養状態他、気温・湿度・日差の環境も影響。(3)の方法は2種類の被検体の違いを識別できるか判断する方法。2種類の被検体のうち、一方から1点、他の一方から2点の計3点を選び、3検体の判定結果から2種類の違いを判定する方法。

    • Q46

  • 小麦・大麦に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 強力粉は、軟質小麦から製造される。
  2. 六条大麦は、麦みその原料として利用される。
  3. 小麦の主な構成でんぷんは、アミロースである。
  4. 二条大麦の主な構成たんぱく質は、グルテニンである。
  5. 小麦粉の等級は、たんぱく質含量に基づく。

 

A46 正解(2)
  • (1)たんぱく質含有量の高い硬質小麦から製造される。(3)アミロースよりアミロペクチンのが多い。(4)グルテン形成能はない、ホルデインおよびホルデニン。(5)たんぱく質ではなく、灰分(外皮等)含有の違い。上位等級程色々。

    • Q47

  • 野菜とその含有成分の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. キャベツーS-メチルメチオニン
  2. たまねぎーイソチオシアネート
  3. だいこんージプロピルジスルフィド
  4. なすーククルビタシン
  5. カリフラワーーテアニン

 

A47 正解(1)
  • (2)ジプロピルジスルフィドが匂い成分。(3)イソチオシアネートが辛味成分。(4)ナスニンが色素成分。(5)メチルアリルトリスルフィドが抗酸化物質。

    • Q48

  • 鶏卵に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 全卵たんぱく質のアミノ酸スコアは、80である。
  2. オボアルブミンは、卵黄の主要たんぱく質でる。
  3. リゾチームは、卵白よりも卵黄に多い。
  4. 卵黄係数は、鮮度が低下すると高くなる。
  5. 卵黄のリン脂質は、レシチンを含む。

 

A48 正解(5)
  • (1)100。(2)卵白。(3)卵白。卵黄には含まれていない。卵を細菌汚染から守る役割。(4)低くなる。卵黄係数は卵黄の高さを卵黄の直径で割った値で新鮮さ指標。

    • Q49

  • 微生物利用食品に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. ビールは、単発酵酒である。
  2. 焼酎乙類(本格焼酎)は、単式蒸留機を用いて蒸留する。
  3. 純米吟醸酒は、精米歩合が70%以上である。
  4. ワインビネガーは、ワインを乳酸菌で発酵させる。
  5. 本みりんのアルコール度数は、本直しより高い。

 

  • A49

  • 正解(2)

    (1)糖化工程後アルコール発酵を行うので単行複発酵。(3)60%以下。(4)ワインもろみに酢酸菌を加え発酵。(5)低い。もち米と米麹に焼酎又はアルコールを加え糖化熟成後圧搾・濾過、アルコール約14度・糖度約40%。本直しは、本みりんの熟成前に焼酎又はアルコールを加えたアルコール22度以上・糖度約8%。

    • Q50

  • 日本食品標準成分表2015年版(七訂)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 食品群別の収載食品数は、野菜類が最も多い。
  2. 食品の検索を容易にするため、新たに索引番号が設けられた。
  3. 炭水化物の成分値には、食物繊維が含まれない。
  4. 食塩相当量には、グルタミン酸ナトリウムに由来するナトリウムは含まれない。
  5. ビタミンCは、還元型のみの値を収載している。

 

A50 正解(2)

(1)魚介類419で最も多い。野菜類362。(3)含まれる。水溶性・不溶性・総量が記載。(4)含まれる。全ナトリウムを測定。(5)還元型・酸化型の合計値が示されている。

    • Q51

  • ペクチンに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. こんぶの主な多糖類である。
  2. 主な構成糖は、グルクロン酸である。
  3. 果実の成熟とともに不溶化する。
  4. 低メトキシルペクチンは、カルシウムイオンの存在下でゲル化する。
  5. ペクチン分解酵素は、果汁の苦味除去に利用されている。

 

A51 正解(4)
  • (1)アルギン酸・ラミナリン・フコダイン等の多糖類が含まれる。ペクチンはD-ガラクツロン酸がα-1,4結合し直鎖状につながった多糖類。(2)D-ガラクツロン酸。(3)成熟に伴い可溶性のペクチンに変化。(5)分解酵素はペクチナーゼ。苦味物質除去はナリンギナーゼ。

    • Q52

    • 油脂の物理化学的性質に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。


  1. けん化価は、構成脂肪酸の不飽和度を示す。
  2. ヨウ素価は、構成脂肪酸の平均分子量を示す。
  3. 酸価は、油脂中の遊離脂肪酸量を示す。
  4. 屈折率は、油脂の酸化により低下する。
  5. 粘度は、油脂の酸化により低下する。

 

A52 正解(3)
  • (1)油脂1gをけん化するのに必要な水酸化カリウムのmg数。単位重量あたりエステル結合数に比例、高ければ結合数が多いので、構成脂肪酸の平均分子量が低いと示される。(2)油脂100gに吸収されるヨウ素のg数。脂肪酸の二重結合に付加するので高ければ構成脂肪酸の不飽和度が高い示される。(4)増加。長鎖脂肪酸・不飽和脂肪酸が多い程高い。(5)増加。油脂劣化の指標の1つ。

    • Q53

  • 食品の褐変に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. じゃがいも切断面の褐変には、アミノカルボニル反応が関与する。
  2. みその色は、ポリフェノールオキシダーゼが関与する。
  3. 還元糖は、アミノ化合物と反応して酵素的褐変を起こす。
  4. 酵素的褐変は、ブランチングにより抑制できる。
  5. 酵素的褐変は、水分活性が0.2付近で最も高くなる。

 

A53 正解(4)
  • (1)ポリフェノールオキシターゼによる酵素的褐変。(2)アミノカルボニル反応による非酵素的褐変で生じたメラノイジン。(3)非酵素的褐変を起す。(5)水溶液中で起こる反応なので、充分な自由水が必要。0.4以下では自由水不足で酵素的褐変は起こらない。0.2は乾燥野菜・粉乳・くるみ種実レベル。

    • Q54

  • 食品の味に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 食塩を少量加え甘味が増強することを、相乗効果という。
  2. 苦味の閾値は、基本味の中で最も高い。
  3. 辛味は、舌の粘膜に生じる収斂作用による。
  4. こんぶに含まれる旨味成分は、5ʼ-グアニル酸である。
  5. たけのこに含まれるえぐ味成分は、ホモゲンチジン酸である。

 

A54 正解(5)

(1)対比効果。(2)最もではない。基本味の小さい閾値(感度が高い)順は、酸味<苦味<旨味<塩味<甘味。(3)舌・口腔のカプサイシン受容体で感じる痛覚。古来は味の1つだったが味覚でないことから除外された。(4)L-グルタミン酸。

    • Q55

  • 食品衛生行政に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 食品のリスク評価は、農林水産省が行う。
  2. 食品のリスク管理は、食品安全委員会が行う。
  3. 食品添加物のADI(1日摂取許容量)は、厚生労働省が設定する。
  4. 指定添加物は、消費者庁長官が指定する。
  5. 食品中の農薬の残留基準は、厚生労働大臣が設定する。

 

A55 正解(5)
  • (1)食品安全委員会が行う。(2)厚生労働省・農林水産省・消費者庁等の関連行政機関が行う。(3)食品安全委員会が設定する。(4)厚生労働大臣が指定。

    • Q56

    • 油脂の酸化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。


  1. 動物性油脂は、植物性油脂より酸化されやすい。
  2. 酸化は、不飽和脂肪酸から酸素が脱離することで開始される。
  3. 過酸化脂質は、酸化の終期に生成される。
  4. 発煙点は、油脂の酸化により低下する。
  5. 酸化の進行は、鉄などの金属によって抑制される。

 

A56 正解(4)
  • (1)酸化されにくい。不飽和脂肪酸が酸化されやすいので、飽和脂肪酸の多い動物性油脂は酸化されにくい。(2)不飽和脂肪酸に酸素が付加し過酸化物を生成することで開始。(3)初期に生成。(5)促進する。

    • Q57

  • カンピロバクターとそれによる食中毒に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 潜伏期間は、サルモネラ菌よりも短い。
  2. 大気中で増殖する。
  3. 耐熱性エンテロトキシンを産生する。
  4. 芽胞を形成する。
  5. 人畜共通感染症の原因菌である。

 

A57 正解(5)
  • (1)長い。カンピロバクターの潜伏期間は2~10日間・サルモネラ菌の潜伏期間は0.5~2日。(2)増殖しない。3~10%の酸素濃度を必要とする(大気中は酸素濃度20%)。(3)産生しない。易熱性エンテロトキシンを産生する報告はあるが確認されていない。(4)形成しない。

    • Q58

  • 寄生虫に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. さば中のアニサキスは、食酢の作用で死滅する。
  2. 回虫による寄生虫症は、化学肥料の普及で増加した。
  3. 日本海裂頭条虫は、ますの生食によって感染する。
  4. サルコシスティスは、ほたるいかの生食によって感染する。
  5. 横川吸虫は、さわがにの生食によって感染する。

 

A58 正解(3)
  • (1)死滅しない。死滅は-20℃で24時間以上冷凍・60℃で1分加熱。(2)激減した。(4)生・加熱不足の馬肉による感染。死滅は-20℃で48時間以上冷凍。(5)あゆ・しらうお等の淡水魚の生食感染。

    • Q59

  • 食品中の有害物質に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. アクリルアミドは、畜肉や魚肉を高温で調理した際に生成する。
  2. Trp-P-1は、チロシン由来のヘテロサイクリックアミンである。
  3. 畜牛の舌は、異常プリオンの特定危険部位である。
  4. アフラトキシンは、煮沸すると容易に分解する。
  5. 米には、カドミウムの基準値が設定されている。

 

A59 正解(5)
  • (1)食品原材料に含まれるアスパラギンと果糖・ブドウ糖等の還元糖が加熱(120℃以上)されることで生成。(2)トリプトファン由来。(3)特定危険部位は、30か月齢超の頭部(舌・頬・皮を除く)・脊髄・脊柱、全月齢の扁桃・回腸遠位部。(4)耐熱性なので通常調理加熱では分解されない。

    • Q60

  • 食品添加物とその用途の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. ソルビン酸カリウムー乳化剤
  2. エリソルビン酸ー酸化防止剤
  3. アスパルテームー酸味料
  4. 亜硝酸ナトリウムー殺菌料
  5. 次亜塩素酸ナトリウムー防かび剤

 

A60 正解(2)
  • (1)静菌効果がある保存料(対:カビ・酵母・好気性菌)。(3)甘味料。(4)発色剤。(5)殺菌料。

    • Q61

  • 食品表示法における表示に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 非遺伝子組換え食品には、「遺伝子組換えでない」の表示が義務づけられている。
  2. 賞味期限が3か月を超える場合は、年月の表示ができる。
  3. リボフラビンを着色料の目的で使用する場合は、表示が免除される。
  4. さばの加工食品には、アレルギー表示が義務づけられている。
  5. 大豆油製造で抽出に使用されたヘキサンは、表示が免除される。

 

A61 正解(2)かつ(5)
  • (1)非遺伝子組換え食品の表示は任意。農産物で遺伝子組換えが流通していないものは遺伝子組換えでないの表示はできない。(3)免除されない。栄養強化剤として使用される場合は表示が免除。(4)特定原材料に準ずるものに指定されているので、義務ではなく推奨。

    • Q62

  • 栄養機能食品に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 消費者庁長官への届出が必要である。
  2. 生鮮食品は、栄養成分の機能の表示ができない。
  3. n-3系脂肪酸は、栄養成分の機能の表示ができる。
  4. 特別用途食品の1つとして位置付けられている。
  5. 個別の食品の安全性について、国による評価を受ける必要がある。

 

A62 正解(3)
  • (1)国の定めた1日当たりの摂取目安量の下限・上限値基準に適合したら許可申請・届出の必要はない。個々の栄養成分表示は事項が決められている。(2)栄養機能食品の基準を充たせば必要表示事項を記載して販売できる。(4)特定保健用食品は保健機能食品に分類される。(5)必要はない。

    • Q63

  • 食品とその規格基準の組合せである。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 清涼飲料水(りんごの搾汁)ーデオキシニバレノール基準以下
  2. 食肉製品ー亜硝酸根基準以下
  3. 即席めん類(めんを油脂で処理したもの)ー酸価と過酸化物価基準以下
  4. 殺菌液卵ーサルモネラ属菌陰性
  5. 生あんーシアン化合物検出せず

 

A63 正解(1)
  • (1)感染する菌はぺニシリウム属やアスペルギルス属等の真菌。パツリンという毒性の高いカビを産生、果汁を汚染するので規格基準が定められた。

    • Q64

  • 食品加工に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. ポリリン酸ナトリウムは、食肉のミオグロビンの色を固定化させる。
  2. 水酸化カルシウムは、こんにゃくいものグルコマンナンを凝固させる。
  3. 硫酸ナトリウムは、大豆のグリシニンを凝固させる。
  4. 水酸化カリウムは、魚肉のアクトミオシンの調製に用いられる。
  5. 塩化マグネシウムは、牛乳のκ-カゼインを部分分解する。

 

A64 正解(2)
  • (1)結着性や保水性を目的にした結着剤がポリリン酸で、色の固定は亜硝酸ナトリウム等の発色剤。(3)凝固させるのは硫酸カルシウム。(4)魚肉に塩化ナトリウムを加え擂り潰すとアクトミオシンが生成。(5)k-カゼインはカゼインミセルを安定なコロイド状態に保つ作用。キモシン酵素でk-カゼインを分解、ミセル安定化作用を失い、カゼインミセルが凝縮しカードを形成。

    • Q65

  • 食品の保存に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. MA(Modified Atmosphere)包装では、包装内の酸素濃度を上昇させる。
  2. 葉菜類は、生のまま冷凍すると変色が防止できる。
  3. ボツリヌス菌は、真空包装でも増殖する。
  4. 解凍後のドリップ量は、急速凍結により増加する。
  5. 冷凍保存は、食品の酸化を長期間抑制する。

 

A65 正解(3)
  • (1)二酸化炭素濃度を上昇させる。(2)そのままではなく冷凍前にブランチングを行い微生物や酵素の働きを止める。(4)細胞破壊が少ないので減少。(5)表面から酸化はされる。グレージングし、冷凍焼け・表面の酸化となる脱水を防ぐ。

    • Q66

  • 食品の嗜好要因と評価する測定機器の組合せである。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. かたさー破断測定機
  2. 付着性ーテクスチュロメーター
  3. 酸味ーpHメーター
  4. 香気成分ーガスクロマトグラフ
  5. 色ー示差屈折計

 

A66 正解(5)
  • (5)分光光度計を使用。示差屈折計は糖濃度測定。

    • Q67

  • 食塩と調理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 味付け飯の食塩添加量は、加水量の3.0%が目安である。
  2. すまし汁の食塩濃度は、1.2%が目安である。
  3. 野菜の浅漬けの脱水目的で使う食塩濃度は、野菜量の0.2%が目安である。
  4. 貝類の砂をはかせる目的で使う食塩水の濃度は、3.0%が目安である。
  5. 果物の褐変は、食塩水に浸すことで促進する。

 

A67 正解(4)
  • (1)米中水+加水の合計水量に対し0.9%程度。米重量の1.5%・加水量の1.0%・飯重量の0.6~0.7%。(2)生理食塩水の塩濃度0.9%が目安。(3)2%。細胞液より高張が必要。(5)抑制する。食塩がポリフェノールオキシダーゼの活性を阻害するため。

    • Q68

  • 食品のテクスチャーに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 味覚に影響を及ぼす。
  2. 影響を及ぼす因子として、コロイド粒子がある。
  3. 急速凍結は、緩慢凍結に比べ解凍後の変化が大きい。
  4. えん下困難者用食品の許可基準に関係する。
  5. 流動性をもったコロイド分散系をゾルという。

 

A68 正解(3)
  • (3)小さい。最大氷結晶生成帯を急速通過するので細胞破損が少ない。

    • Q69

  • でんぷんの調理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 透明度を重視するあんかけでは、コーンスターチを使用する。
  2. くずでんぷんのゲルは、低温(4℃)で保存するとやわらかくなる。
  3. じゃがいもでんぷんのゲルに食塩を添加すると、粘度が増加する。
  4. ゲルに使用するじゃがいもでんぷん濃度は、2%が目安である。
  5. さつまいもでは、緩慢加熱によりでんぷんが分解して、甘味が増す。

 

A69 正解(5)
  • (1)じゃがいもでんぷん。比較的低温で凝固し始め温度が上がるにつれ急激に粘度が増し極めて粘度の高い透明な糊になる。コーンスターチは、糊化温度が高く糊化粘度が低く不透明。(2)固くなる。低温にすることででんぷん分子間に分散している水が失われるため。(3)固体なので粘度という概念にならない。食塩添加で分子間に分散している水を追い出すので溶解する。(4)ゲル形成する濃度は20%。2%はとろみがつく程度。

    • Q70

  • 栄養の定義、栄養と健康・疾患に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 栄養とは、生物が生命を維持するために摂取すべき物質のことをいう。
  2. 栄養素には、生体内において他の栄養素に変換されるものがある。
  3. 欠乏症は、潜在的な欠乏状態を経て生じる。
  4. エネルギーの過剰摂取は、マラスムスを誘発する。
  5. 飽和脂肪酸の過剰摂取は、循環器疾患のリスクを下げる。

 

A70 正解(2)かつ(3)
  • (1)生物が栄養素を摂取し生命を維持し健康状態を保っている現象。摂取すべき物質のことは栄養素。(4)肥満を誘発。マラスムスは栄養不良により誘発。(5)上げる。

    • Q71

  • 消化管ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. ガストリンの分泌は、胃に食塊が入ると抑制される。
  2. ガストリンの分泌は、セクレチンによって促進される。
  3. セクレチンの分泌は、十二指腸内H+濃度の上昇によって抑制される。
  4. コレシストキニンの分泌は、消化物中のペプチドによって促進される。
  5. 膵臓からのHCO3-の分泌は、コレシストキニンによって促進される。

 

A71 正解(4)
  • (1)促進される。(2)抑制される。(3)促進される。(5)セクレチンにより促進。コレシストキニンのより促進されるのは胆汁の分泌。

    • Q72

  • 次の式で算出される値の名称である。正しいのはどれか。1つ選べ。
    〔摂取量-(糞中排泄量-糞中内因性損失量)〕÷摂取量×100

  1. 見かけの消化吸収率
  2. 真の消化吸収率
  3. 窒素出納
  4. 生物価
  5. 正味たんぱく質利用率

 

A72 正解(2)
  • (1)(摂取量-糞中排泄量)÷摂取量×100(3)〔N摂取量-(糞中N排泄量+尿中N排泄量)〕÷N摂取量×100(4)〔N摂取量-(糞中N排泄量+尿中N排泄量)〕÷(N摂取量-糞中N排泄量)×100=体内N保留量÷消化吸収N量×100(5)〔N摂取量-(糞中N排泄量+尿中N排泄量)〕÷N摂取量×100=体内N保留量÷N摂取量×100

    • Q73

  • アミノ酸代謝の臓器差に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. イソロイシンは、主に骨格筋で代謝される。
  2. バリンは、主に肝臓で代謝される。
  3. グルタミン酸は、小腸で代謝される。
  4. 腎臓では、グルタミンからアンモニアが産生される。
  5. フィッシャー比は、血液中の分枝アミノ酸と芳香族アミノ酸のモル比である。

 

A73 正解(2)
  • (2)分岐アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン)は筋肉でアラニンに代謝され肝臓でグルコースになり糖新生に利用。

    • Q74

  • たんぱく質の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 食品たんぱく質の栄養価は、アミノ酸の総量で決まる。
  2. アミノ酸価は、食品たんぱく質中の理想的な可欠(非必須)アミノ酸量を示す。
  3. 制限アミノ酸が複数ある食品に、第一制限アミノ酸のみを加えると、栄養価が低下することがある 。
  4. たんぱく質効率比(protein efficiency ratio)は、窒素出納を基にして算出される。
  5. 飢餓状態では、窒素出納は正になる。

 

A74 正解(3)
  • (1)必須アミノ酸量で決まる。(2)ヒトの不可欠アミノ酸量の必容量と食品たんぱく質中の不可欠アミノ酸量の割合。(4)体重増加量÷摂取たんぱく質量で算出。(5)負になる。筋たんぱく質が代謝されるため。

    • Q75

  • 血糖とその調節に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

    •      (1)グルコースの筋肉組織への取込は、インスリンにより促進される。

    •                (2)グルカゴンは、筋肉グリコーゲンの分解を促進する。

    •                (3)組織重量当たりのグリコーゲン量は、肝臓より筋肉の方が多い。

    •                (4)コリ回路では、アミノ酸からグルコースが産生される。

    •                (5)脂肪酸は、糖新生の材料として利用される。

 

  • A75

  • 正解(1)

    (2)肝臓グリコーゲンの分解を促進する。(3)肝臓の方が筋肉より多い。(4)筋肉で作られた乳酸は肝臓でグルコースに産生。グルコース・アラニン回路がアミノ酸からグルコースが産生。(5)r利用されない。ATP産生に利用。

    • Q76

    • 食物繊維と難消化性糖質に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。


    •      (1)不溶性食物繊維は、血圧を上昇させる。

    •                (2)水溶性食物繊維は、大腸内pHを上昇させる。

    •                (3)難消化性糖質は、インスリンの分泌を促進させる。

    •                (4)難消化性糖質の過剰摂取は、便秘を引き起こす。

    •                (5)有用菌増殖効果のあるオリゴ糖は、プレバイオティクスである。

 

  • A76

  • 正解(5)

    (1)低下。Na+吸収を低下させるので。(2)低下。腸内細菌により分解された短鎖脂肪酸を生成するので。(3)抑制。糖の吸収を抑えるので。(4)高浸透圧の下痢。

    • Q77

    • 脂質の体内代謝と臓器間輸送に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。


    •      (1)ホルモン感受性リパーゼは、食後に活性化される。

    •                (2)カイロミクロンは、門脈経由で肝臓に運ばれる。

    •                (3)リポたんぱく質は、粒子の外側に疎水成分をもつ。

    •                (4)LDLの主なアポたんぱく質は、アポAIである。

    •                (5)ケトン体は、脳でエネルギー源として利用される。

 

  • A77

  • 正解(5)

    (1)空腹時に活性化。(2)リンパ管経由。(3)親水性たんぱく質成分。(4)アポB100。

    • Q78

    • ビタミンの構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。


    •      (1)β-カロテンは、小腸でロドプシンに変換される。

    •                (2)活性型ビタミンDは、細胞膜上の受容体と結合する。

    •                (3)ビタミンEは、LDLの酸化を防ぐ。

    •                (4)ビタミンB12は、分子内にモリブデンをもつ。

    •                (5)酸化型ビタミンCは、ビタミンEにより還元型になる。

 

  • A78

  • 正解(3)

    (1)レチノールに変換。ロドプシンは網膜内でレチノールから変換。(2)細胞核内の受容体と結合。(4)コバルトをもつ。(5)酸化型になる。

    • Q79

    • ビタミンに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。


    •      (1)ビタミンAは、エネルギー代謝に補酵素として作用する。

    •                (2)ビタミンEの必要量は、飽和脂肪酸摂取の増加時に高まる。

    •                (3)吸収されたビタミンB1の余剰分は、糞中に排泄される。

    •                (4)ビタミンB6は、生体内の酸化還元反応に必要である。

    •                (5)ビオチンは、生卵白中のアビジンと結合する。

 

  • A79

  • 正解(5)

    (1)ビタミンB郡。Aは細胞核内受容体と結合し遺伝子発現。(2)不飽和脂肪酸摂取。(3)尿中に排泄。(4)核酸およびアミノ酸代謝。

    • Q80

    • 血液中のカルシウム濃度の変化とその応答に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。


    •      (1)カルシウム濃度が低下すると、カルシトニンの分泌が高まる。

    •                (2)カルシウム濃度が低下すると、活性型ビタミンDの産生が高まる。

    •                (3)カルシウム濃度が低下すると、腎臓におけるカルシウムの再吸収が
                              抑制される。

    •                (4)カルシウム濃度が上昇すると、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が促進される。

    •                (5)カルシウム濃度が上昇すると、骨吸収が促進される。

 

  • A80

  • 正解(2)

    (1)副甲状腺ホルモンの分泌が促進。(3)促進。(4)カルシトニンの分泌が促進。(5)骨形成が促進。

国試過去問集

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