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第32回管理栄養士国家試験問題81~120

問題をクリックすると解答が開きます。

    • Q81

  • カルシウムと鉄の吸収に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. カルシウムの吸収は、脂肪により促進する。
  2. カルシウムの吸収は、リンにより促進する。
  3. カルシウムの吸収は、フィチン酸により促進する。
  4. ヘム鉄の吸収は、ビタミンCにより促進する。
  5. 非ヘム鉄の吸収は、動物性たんぱく質により促進する。

 

A81 正解(5)

(1)大量の脂肪摂取により抑制。(2)大量のリン摂取により抑制。(3)阻害。(4)影響を受けない。

    • Q82

  • 水の出納に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 栄養素1g当たりの代謝水は、脂質が最も少ない。
  2. 不可避尿量は、摂取した水分量に影響される。
  3. 不感蒸泄では、水のみが失われる。
  4. 1日に必要な水分摂取の最低量は、不可避尿量と随意尿(可避尿)量の合計である。
  5. 低張性脱水では、電解質を含まない水を補給する。

 

A82 正解(3

(1)脂質は1.07ml、糖質が0.56ml、たんぱく質が0.41mlで脂質が最も多い。(2)影響されない。体内で生成した老廃物を排泄させる為に必要な尿量なので。(4)不可避尿量分。(5)電解質を含む水を補給。水分より電解質の方が多く喪失、細胞外液の浸透圧が細胞内液より低下した状態なので。

      • Q83

    • 基礎代謝量に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 安静座位で測定する。
  2. 男性に比べて女性が高い。
  3. 環境温度に影響されない。
  4. 低栄養状態で増大する。
  5. アドレナリンにより増大する。
    •  

A83 正解(5)

(1)横になって測定。基礎代謝=心身ともに安静に横になった状態で覚醒している時のエネルギー消費量。(2)低い。筋肉量が少ないため。(3)される。高温時は低く、低温時は高い。(4)低下。

      • Q84

    • 栄養ケア・マネジメントに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 栄養スクリーニングは、侵襲性が高い。
  2. 栄養アセスメントは、栄養状態を評価・判定する。
  3. 栄養診断は、疾病を診断する。
  4. 栄養ケア計画の目標設定には、優先順位をつけない。
  5. モニタリングは、最終的な評価である。
    •  

A84 正解(2)
  • (1)低い。(3)既往歴・現病歴・体重歴・臨床症状の観察等により栄養状態を評価。(4)つける。(5)実施上、問題なかったか評価・判定する過程。

    • Q85

  • 静的栄養アセスメントの指標である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 血清トランスサイレチン値
  2. 血清トランスフェリン値
  3. 血清総コレステロール値
  4. 血清レチノール結合たんぱく質値
  5. フィッシャー比

 

A85 正解(3)
  • 静的アセスメント=栄養介入を行う前の一時点での栄養状態を評価すること。動的アセスメント=栄養介入後の経時的変化をみること。(3)脂質異常症の判断。(1)(2)(4)は術後短期間のたんぱく質栄養判断に用いられる動的アセスメントの指標。(5)は肝臓機能判断で動的アセスメント。

    • Q86

  • 日本人の食事摂取基準(2015年版)において、70歳以上で目標とするBMI(kg/m2)の範囲である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 18.5~22.0
  2. 18.5~24.9
  3. 20.0~22.0
  4. 20.0~24.9
  5. 21.5~24.9

 

A86  正解(5)
  • 虚弱予防・生活習慣病予防に配慮する必要から(5)を目標とした。

    • Q87

  • 日本人の食事摂取基準(2015年版)における、ビタミンの耐容上限量(UL)に関する記述である 。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. ビタミンAでは、カロテノイドを含む。
  2. ビタミンEでは、α-トコフェロール以外のビタミンEを含む。
  3. ナイアシンでは、ナイアシン当量としての量で設定されている。
  4. ビタミンB6では、食事性ビタミンB6としての量で設定されている。
  5. 葉酸では、プテロイルモノグルタミン酸としての量で設定されている。

 

A87 正解(5)
  • (1)含まない。(2)α-トコフェロール以外のトコフェロールを含んでない。(3)ニコチンアミド・ニコチン酸量として設定。(4)食事性ビタミンB6量ではなくピリドキシン量で設定。

    • Q88

  • 成長・発達に伴う変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 頭囲と胸囲が同じになるのは4歳頃である。
  2. 体重1kg当たりの摂取水分量は、成人期より幼児期の方が多い。
  3. カウプ指数による肥満判定基準は、年齢に関わらず一定である。
  4. 乳幼児身体発育曲線における50パーセンタイル値は、平均値を示している。
  5. 微細運動の発達は、粗大運動の発達に先行する。

 

A88 正解(2)
  • (1)1歳頃。(3)年齢により変化。(4)中央値を示している。(5)遅れて起こる。

    • Q89

  • 母乳に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 乳糖は、成熟乳より初乳に多く含まれる。
  2. ラクトフェリンは、初乳より成熟乳に多く含まれる。
  3. 吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を抑制する。
  4. 母乳の脂肪酸組成は、母親の食事内容の影響を受ける。
  5. 母親の摂取したアルコールは、母乳に移行しない。

 

A89 正解(4)
  • (1)成熟乳の方に多く含まれる。(2)初乳に多く含まれる。(3)促進させる。(5)移行する。

    • Q90

  • 妊娠期の糖代謝異常に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 妊娠糖尿病とは、妊娠中に発症した明らかな糖尿病のことをいう。
  2. 妊娠糖尿病の診断基準は、非妊娠時の糖尿病の診断基準とは異なる。
  3. 妊娠糖尿病では、巨大児を出産する可能性が高い。
  4. 肥満は、妊娠糖尿病発症のリスク因子である。
  5. 糖尿病合併妊娠では、インスリン療法を行う。

 

A90 正解(1)
  • (1)胎盤由来のホルモン作用でインスリン抵抗性の増大や尿糖がみられた場合に糖負荷試験で判断。大部分は腎の排泄閾値低下のよる腎性糖尿病。妊娠糖尿病診断基準は、非妊娠時糖尿病の診断基準と異なる。

    • Q91

  • 離乳の進め方に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 哺乳反射が活発になってきたら、離乳食を開始する。
  2. 離乳を開始して1か月を過ぎた頃から、離乳食は1日3回にする。
  3. 歯ぐきでつぶせる固さのものを与えるのは、生後9か月頃からである。
  4. はちみつは、生後9か月頃より与えてよい。
  5. 卵は、卵白から全卵へ進めていく。

 

A91 正解(3)
  • (1)うまれてすぐ活発になる。開始はドロドロした食物を与え始めた頃。(2)1日2回。(3)9ヶ月頃から1日3回。(4)与えない。1歳未満児は乳児ボツリヌス症を発症する可能性が高い。(5)卵黄から全卵。

    • Q92

  • 新生児期・乳児期の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
    •  

  1. 頭蓋内出血の予防として、ビタミンAを投与する。
  2. 母乳性黄疸が出現した場合には、母親のカロテン摂取量を制限する。
  3. 乳糖不耐症では、乳糖強化食品を補う。
  4. ビタミンDの欠乏により、くる病が起こる。
  5. フェニルケトン尿症では、フェニルアラニンを増量したミルクを用いる。

 

A92 正解(4)
  • (1)ビタミンKを投与。(2)治療をしない。生理的黄疸で自然に治癒される。(3)乳糖を含まない特殊ミルク。(5)フェニルアラニンを除く治療用ミルク。

    • Q93

  • 幼児期の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は、成人より低い。
  2. 推定エネルギー必要量は、成長に伴うエネルギー蓄積量を含む。
  3. 間食は、幼児の好きなだけ摂取させてよい。
  4. 咀しゃく機能は、1歳頃に完成される。
  5. クワシオルコル(kwashiorkor)では、エネルギー摂取量が不足している。

 

A93 正解(2)
  • (1)高い。(3)摂取させられない。不足する栄養素補給が目的。(4)3~4歳頃。歯が生えそろった頃。(5)たんぱく質摂取量が不足。

    • Q94

  • 思春期の女子に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 思春期前に比べ、エストロゲンの分泌量は減少する。
  2. 思春期前に比べ、皮下脂肪量は減少する。
  3. 貧血の多くは、巨赤芽球性貧血である。
  4. 急激な体重減少は、月経異常の原因となる。
  5. 神経性やせ症(神経性食欲不振症)の発症頻度は、男子と差はない。

 

A94 正解(4)
  • (1)増加。第二次性徴期で生殖機能の発達時期。(2)増加。(3)鉄欠乏性貧血。ビタミンB12・葉酸の欠乏で巨赤芽球性貧血を引起す。(5)女性に多い。

    • Q95

  • 更年期の女性に起こる変化である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 血清HDL-コレステロール値の上昇
  2. エストロゲン分泌量の増加
  3. 黄体形成ホルモン(LH)分泌量の増加
  4. 卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌量の減少
  5. 骨吸収の抑制

 

A95 正解(3)
  • (1)低下。LDL-コレステロール値が上昇。(2)減少。プロゲストロンも。(4)増加。(5)亢進。骨吸収=骨からCaが血中に出ること。骨形成=血中から骨へCaが蓄積されること。

    • Q96

  • 嚥下障害の高齢者に適した調理法に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. バナナをつぶす。
  2. きゅうりを刻む。
  3. にんじんを軟らかく煮る。
  4. ジュースをゼリー状に固める。
  5. お茶にとろみをつける。

 

A96 正解(2)
  • 飲み込みやすい調理が必要。

    • Q97

  • 高齢者の栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. ロコモティブシンドロームでは、要介護になるリスクが高い。
  2. サルコペニアでは、筋萎縮がみられる。
  3. フレイルティ(虚弱)の予防では、除脂肪体重を維持する。
  4. 褥瘡の予防では、たんぱく質を制限する。
  5. 誤嚥性肺炎の予防では、口腔ケアを実施する。

 

A97 正解(4)
  • (4)積極的に勧める。亜鉛摂取も。低栄養状態にならないように又適度な運動を推奨。

    • Q98

  • ストレス応答の抵抗期に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 交感神経の活動は、低下する。
  2. 糖新生は、亢進する。
  3. 血中遊離脂肪酸値は、低下する。
  4. 血清ビタミンC値は、上昇する。
  5. 尿中カルシウム排泄量は、低下する。

 

A98 正解(2)
  • (1)亢進。(3)アドレナリンにより上昇。(4)消費され減少。(5)増加。

    • Q99

  • 環境温度と身体機能の変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 低温環境では、ふるえ熱産生が起こる。
  2. 低温環境では、アドレナリンの分泌が減少する。
  3. 高温環境では、熱産生が増加する。
  4. 高温環境では、皮膚血管が収縮する。
  5. 夏季は、冬季に比べ基礎代謝量が増加する。

 

A99 正解(1)
  • (2)増加。(3)熱産生が必要ないので抑制される。(4)拡張。体表から放熱するので。(5)低下。

    • Q100

  • 「週3日休肝日にする」という行動目標を、1か月継続している男性への管理栄養士の支援である。トランスセオレティカルモデルに基づいた支援として、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 行動目標について、家族に宣言するように勧める。
  2. 毎晩の飲酒を続けることによる健康へのリスクを説明する。
  3. 家に、アルコール飲料を置かないことを勧める。
  4. 休肝日を守ることのメリットとデメリットを、一緒に考える。
  5. お酒のエネルギー量を、調べてみるように伝える。

 

A100 正解(3)
  • 対象者は実行期。維持期への変容段階に対する支援。(3)は刺激の統制にあたり正しい。(1)自己の解放(準備期から実行期へ)。(2)感情的体験(無関心期から関心期へ)。(4)自己の再評価(関心期から準備期へ)。(5)意識の高揚(無関心期から関心期へ)。

    • Q101

  • 血圧が高めの高齢女性に、計画的行動理論を活用した減塩のための支援を行った。主観的規範を高めるための管理栄養士の発言である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 減塩調味料を使えば、簡単に食塩摂取量を減らせますよ。
  2. メニューに食塩相当量を示している飲食店を紹介しますね。
  3. 減塩を続ければ、健康診査の結果もよくなると思いますよ。
  4. 工夫次第で、減塩した料理も、おいしく作れますよ。
  5. ご家族も、あなたがずっと元気でいてくださることを願っていますよ。

 

A101 正解(5)
  • [行動の意思]が[行動への態度]と[主観的規模][行動のコントロール感]に影響を受ける理論。(5)は主観的規模にあたる。(1)行動のコントロール感。(2)行動のコントロール感。(3)行動への態度。(4)行動のコントロール感。

    • Q102

  • イノベーション普及理論によれば、イノベーションの普及には、相対的優位性、適合性、わかりやすさ(複雑)、試行可能性、可観測性の5つの条件が関係する。管理栄養士が新たに作成した離乳食メニュー集を、速やかに普及させるために、相対的優位性を活用した内容である 。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. メニュー集を使って試作した人の例を、SNSで公開する 。
  2. メニュー集を使った離乳食教室への参加を呼びかける。
  3. よく使う調理器具で作れることをアピールする。
  4. これまでの離乳食よりも、経済的に作れることをアピールする。
  5. 時間のある時に作り置きし、保存する方法を説明する。

 

A102 正解(4)
  • これまでに存在した同じようなものより優位であれば採用されやすい。(4)は優位性にあたる。(1)可観測性。(2)試行可能性。(3)わかりやすさ。(5)適合性。

      • Q103

    • 全国の女子高校生を対象に、メディアを活用してやせすぎに対する注意喚起を促す情報を発信することになった。やせすぎの予防効果が期待される情報発信の内容と提示方法の組合せである 。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. 全国の若年女性のやせの割合ーグラフ
  2. やせすぎによる妊孕性への影響ー解説文
  3. 摂食障害の事例ー漫画
  4. 思春期外来のある医療機関ーマップ

 

A103 正解(3)
  • 見てわかりやすいもの。(3)マンガ > (1)グラフ > (2)解説文。(4)理解できるが、自分たちの問題点として自覚出来ないので当てはまらない。

      • Q104

    • 妊娠初期の妊婦に対する栄養カウンセリングの初回面接である。行動変容の準備性を確認する管理栄養士の発言である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. 今朝、朝食に何を召し上がりましたか。
  2. 食事調査の結果をご覧になって、どう思われましたか。
  3. ご家族は、食事について、どのようにおっしゃっていますか。
  4. 今日お話した内容について、何か質問がありますか。

 

A104 正解(2)
  • 初面談なので対象者がどのように考えているか引き出すことが重要。(1)具体的な食事内容質問。(3)周囲環境確認質問。(4)指導内容に関する質問で準備性を問うものではない。

      • Q105

    • 食事を食べる速さがとても速いと話す、営業職の男性肥満者に対する栄養カウンセリングである。管理栄養士が行動分析を行う際の質問である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 速く食べる時は、どのような時ですか。
  2. どんな食べ物が、好きですか。
  3. 人と一緒に食べる時にも、速いですか。
  4. ゆっくり食べる時も、ありますか。
  5. ゆっくり食べた時は、どんな気持ちですか。

 

A105 正解(2)
  • (2)を行動分析をする問にするには「好きな食べ物を食べる時も速いですか」となる。

      • Q106

    • 毎回学校給食を残すA子さんに、給食を完食することについて、考えを尋ねた。A子さんの発言記録の中で意思決定バランスに関する発言である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 先生に褒められると思います。
  2. 給食の献立が気になります。
  3. 元気になると思います。
  4. 無理して食べると気分が悪くなります。
  5. 残すと友達の目が気になります。

 

A106 正解(2)
  • その行動を起すことによるメリットとデメリットを考え行動の意思が決定されること。メリットがデメリットより大きな場合行動変容が起こると考えられる。(2)間食できるかどうかの条件。(1)メリット。(3)メリット。(4)デメリット。(5)デメリット。

      • Q107

    • ストレスマネジメントには、問題焦点コーピングと情動焦点コーピングがある。仕事の忙しさがストレスとなり暴飲暴食になってしまうと話す、肥満の単身男性のストレスマネジメントである。正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。

  1. 肥満でない同僚から話を聞く。ー情動焦点コーピング
  2. 気晴らしに趣味の時間を持つ。ー問題焦点コーピング
  3. どんな日に食べ過ぎてしまうか、考える。ー情動焦点コーピング
  4. 職場以外では、仕事のことを考えないようにする。ー問題焦点コーピング
  5. 家族に悩みを聞いてもらう。ー情動焦点コーピング

 

A107 正解(5)
  • 問題焦点コーピング=問題解決のために具体的に何か行うこと。ストレス対応しようとすること。情動焦点コーピング=ストレッサ―に対する感じ方を変える。ストレス対応しようとすること。(1)問題焦点コーピング。(2)情動焦点コーピング。(3)問題焦点コーピング。(4)情動焦点コーピング。

        • Q108

      • 災害を想定して、校区ごとに防災ネットワークを設立することになった。地域のソーシャルキャピタルを高めるための、管理栄養士の働きかけに関する記述である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. 校区ごとに、災害時に支援の優先度が高い人を把握する。
  2. 自分の身は自分で守れるように、非常食の確保を促す。
  3. 避難所運営訓練で、住民による炊き出しを指導する。
  4. 校区外からの、救援物資の搬入ルートを確認する。

 

A108 正解(3)
  • ソーシャルキャピタル=社会・地域における人々の信頼感・ネットワーク等社会の結束力。人と人とのつながり・ネットワーク作りを推進は(3)適切である。(1)災害時支援の優先度把握。(2)災害時の物質的確保。(4)物質的確保のための環境確認。

        • Q109

      • 小学校において、1年生が正しく箸を使えるようになることをねらいとした、食に関する指導を実施することとなった。ねらいに合った環境目標である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ランチルームに置く、箸のサイズの種類を増やす。
  2. 自宅でも、正しく箸を使う児童を増やす。
  3. 給食で、地場産物を活用した献立を増やす。
  4. 縦割り給食で、1年生に箸の持ち方を教える上級生を増やす。
  5. 箸の使い方のマナーを、知っている児童を増やす。

 

A109 正解(1)かつ(4)
  • 栄養教育目標は[学習目標]・[行動僕表]・[環境目標]・[結果目標]等。学習者に直接関わる目標は[学習目標][行動目標]。教育実施者に関わる目標は[環境目標]。教育最終目標は[結果目標]。(1)環境目標。(2)行動目標。(3)直接関係ない。(4)環境目標。(5)学習目標。

        • Q110

      • 多忙で管理栄養士との面接の時間が取れないと話す、男性に対する減量のための支援である。食事内容のモニタリングとして、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. 定期的に、1日分の食事記録をファクシミリで送ってもらう。
  2. 定期的に、1日の食事内容を電話で聞き取る。
  3. 定期的に、1日分の食事の写真をスマートフォンで送ってもらう。
  4. 定期的に、ホームページ上の半定量食物摂取頻度調査に入力してもらう。

 

A110 正解(3)
  • 最も負担の少ないのは(3)。(1)食事記録をつける時間確保。(2)聞取り内容によるが30分前後の時間が必要。(4)調査・調査記入時間確保が必要。

        • Q111

      • 独居の後期高齢者に対し、低栄養改善を目的とした訪問栄養指導を行った。実施記録内容と評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 訪問前の電話の会話記録から、学習者の準備性を確認した。ー企画評価
  2. 訪問時の記録から、会話内容の理解度を確認した。ー影響評価
  3. 訪問前後の体重の変化から、学習者の低栄養改善を確認した。ー経過評価
  4. 一緒に料理を作った時の記録から、学習者の調理技術を確認した。ー結果評価
  5. 食料品の買い物の記録から、学習者のおおよその食費を確認した。ー経済評価

 

A111 正解(1)
  • (2)経過評価。(3)結果評価。(4)経過評価。(5)指導目標が低栄養改善なので経済評価ではないが、購入記録からたんぱく源となる食材料購入を確認すると影響評価になる。

        • Q112

      • 地域で、3回シリーズの調理を含む教室を実施した。栄養教育プログラムの形成的評価である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 開始前のスタッフ研修で、調理の難易度を確認した。
  2. 初回の収支が赤字だったので、食材料費の妥当性を検討した。
  3. 最終回の食材クイズで、学習内容の定着度を確認した。
  4. プログラム終了後に、参加者の家庭での実践状況を調べた。
  5. プログラム終了後に、年代別の出席率を算出した。

 

A112 正解(1)かつ(2)
  • 形成的評価は企画評価と経過評価を合わせたもの。企画に関して実施途中に妥当性を評価するもの。総括的評価は全体を通し目標達成の程度を把握し成果を明らかにする最終段階評価。(3)(4)(5)は総括的評価。

          • Q113

        • 高校の水泳部監督から、部員全員の体組成を毎年モニタリングしているが、体格がよくならないと相談され、部員の体作りを目的とする栄養教育に初めて取り組むことになった。栄養教育の評価デザインとして、実現可能性と精度から、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. 平均体格の水泳部員1名をモデルケースとして栄養教育プログラムを実施し、教育前後の体組成を比較する。
  2. 水泳部員全員に栄養教育プログラムを実施し、教育前後の体組成を比較する。
  3. 水泳部員全員に栄養教育プログラムを実施し、教育前後の体組成の変化量を、前年同期間の部員全員の変化量と比較する。
  4. 水泳部員全員を、栄養教育を行うグループと行わないグループにランダムに分け、教育後にグループ間で体組成の変化量を比較する。

 

A113 正解(3)
  • (1)1名のみでは評価は難しい。(2)教育前後のみでは比較対象がないので判断が(3)より難しい。(4)体組成を向上させるのみ目的ではないので実現性は低い。

        • Q114

      • 個人の健康行動に作用する要因を生態学的モデルで捉えると、個人内、個人間、組織、地域、政策といった多層のレベルがある。大学生対象の適正飲酒の取組と、生態学的モデルの各レベルの組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 学生が、サークルの先輩から適度な飲酒量の話を聞いた。ー個人内レベル
  2. 学生が、配布された急性アルコール中毒に関するパンフレットを読んだ。ー個人間レベル
  3. 入学式の季節に、全学部で急性アルコール中毒防止のガイダンスを行った。ー組織レベル
  4. 大学構内での飲酒が、学則により全面的に禁止された。ー地域レベル
  5. 大学周辺の飲食店が、急性アルコール中毒防止のポスター掲示に協力した。ー政策レベル

 

A114 正解(3)
  • (1)個人間レベル。(2)個人内レベル。(4)組織レベル。(5)地域レベル。

        • Q115

      • 介護報酬、診療報酬に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 療養食加算は、入院基本料に加算できる。
  2. 栄養マネジメント加算は、居宅サービス費に加算できる。
  3. 栄養サポートチーム加算は、入院時食事療養費に加算できる。
  4. 入院栄養食事指導料の算定対象に、がん患者が含まれる。
  5. 在宅患者訪問栄養食事指導料の算定要件に、調理実技の指導が必須である。

 

A115 正解(4)
  • (1)療養食加算は介護報酬。入院基本料は診療報酬。療養食加算は指定介護老人福祉施設等で、厚生労働大臣が定める療養食を提供いた場合に加算。入院基本料は医療機関に入院した場合に算定。(2)栄養ケアマネージメント加算されるのは指定介護老人福祉施設で管理栄養士が継続的に栄養管理をした場合。居宅サービス費は介護が必要な高齢者が居宅で受けるサービス。(3)栄養サポートチーム加算は入院基本料等加算。保健医療機関で保険医・看護師・薬剤師・管理栄養士等が共同で診療を行って場合に算定。入院時食事療養費は入院期間中の食事費用。(5)在宅患者訪問栄養食事指導料は調理実技指導は必須ではない。生活や嗜好を考慮した食品構成・献立の交付と具体的指導が必須。

        • Q116

      • 臨床栄養に関わる用語とその説明の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. アドヒアランスー治療への患者の積極的な参加
  2. バリアンスー情報開示に対する患者の権利
  3. ターミナルケアー重症度の判別
  4. ノーマライゼーションー治療の標準化
  5. リスクマネジメントー障がい者と健常者との共生

 

A116 正解(1)
  • (2)バリアンスはクリニカルパスから逸脱・変動すること。情報開示に対する患者の権利はリスボン宣言。(3)ターミナルケアは終末期の医療・看護のこと。重症度の判別はトリアージ。(4)ノーマライゼーションは障がい者と健常者が共に共生する社会。治療の標準化はクリニカルパス。(5)リスクマネージメントは偶発的・人為的事故を発生させないようにする、又発生した場合損失を最小限になるよう管理。

        • Q117

      • 骨格筋量のアセスメント指標である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 肩甲骨下部皮下脂肪厚
  2. 血中ヒスチジン値
  3. 血清CRP(C反応性たんぱく質)値
  4. 尿中アルブミン排泄量
  5. クレアチニン身長係数

 

A117 正解(5)
  • (1)体脂肪量の指標。(2)アミノ酸代謝異常の指標。(3)炎症・細胞破壊が起きると急激に増加するたんぱく質。(4)腎機能の指標。

        • Q118

      • 経腸栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 半消化態栄養剤は、脂質を含まない。
  2. 成分栄養剤の窒素源は、たんぱく質である。
  3. 半固形タイプの栄養剤は、胃瘻に使用できない。
  4. 下部消化管完全閉塞時には、禁忌である。
  5. 下痢が生じた場合は、投与速度を速める。

 

A118 正解(4)
  • (1)5大栄養四素・食物繊維等必要な栄養分を含む。窒素源はたんぱく質。(2)アミノ酸。食物繊維・脂肪はほとんど含まない。(3)胃瘻にも適している。胃食道逆流・誤嚥性肺炎を防ぐ作用もある。(5)遅くする。

        • Q119

      • 静脈栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 末梢静脈栄養法では、1日に2,000kcalを投与できる。
  2. 末梢静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度は、30%である。
  3. 中心静脈栄養法は、1週間以上は実施できない。
  4. 中心静脈栄養法の基本輸液剤には、亜鉛が含まれる。
  5. 中心静脈栄養法は、在宅では実施できない。

 

A119 正解(4)
  • (1)1日に1,000kcal。PPN用輸液・脂肪剤等を組合わせても1,200kcal。中心静脈栄養法は2,000kcalが可能。(2)10%。血漿浸透圧の3倍を超えると血管痛・静脈炎が起きやすい。(3)2週間以上投与可能。末梢静脈栄養法は2週間未満。(5)実施できる。必要条件は患者の病状・処置体制・患者家族の認識が揃うこと。

        • Q120

      • 食品が医薬品の薬理効果に及ぼす影響に関する記述である。[ ]に入る正しいものの組合せはどれか 。1つ選べ。[a]であるワルファリンの薬理効果は、[b]を多量に含む食品を摂取することにより[c]する。

        •     a              b            c

  1. 抗炎症薬ービタミンAー増強
  2. 抗炎症薬ービタミンKー減弱
  3. 抗凝固薬ービタミンAー増強
  4. 抗凝固薬ービタミンKー減弱
  5. 抗凝固薬ービタミンKー増強

 

A120 正解(4)
  • ワルファリンは抗凝固作用。ビタミンKは凝固作用をもつので多量に摂取すると薬剤作用が弱まり血栓が生じやすくなる。

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