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第30回管理栄養士国家試験問題~応用栄養学~

問題をクリックすると解答が開きます。

  • Q84

栄養ケア・マネジメントの手順としては、栄養スクリーニング後、[a]、[b]、[c]、[d]の順で行い、[d]に続き、必要に応じて再度[a]を行う。[ ]に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。
 
       a                       b                      c                    d
  1. 栄養アセスメントー栄養ケアプランー栄養介入ーモニタリング・評価
  2. 栄養アセスメントーモニタリング・評価ー栄養ケアプランー栄養介入
  3. 栄養ケアプランー栄養アセスメントー栄養介入ーモニタリング・評価
  4. モニタリング・評価ー栄養介入ー栄養アセスメントー栄養ケアプラン
  5. 栄養介入ーモニタリング・評価ー栄養ケアプランー栄養アセスメント
A84 正解(1)
  • 栄養ケア・マネジメントの手順として栄養スクリーニング後、(a)栄養アセスメント (b)栄養ケアプラン (c)栄養介入 (d)モニタリング・評価の順で行い (d)モニタリング・評価に続き必要に応じて再度 (a)栄養アセスメントを行う。

  • Q85

静的栄養アセスメントの指標である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 血清アルブミン
  2. 血清トランスフェリン
  3. 血清レチノール結合たんぱく質
  4. 血清トランスサイレチン
  5. ヘパプラスチンテスト
A85 正解(1)
  • 血清アルブミン・血清トランスフェリン・血清レチノール結合たんぱく質・血清トランスサイレチン(プレアルブミン)は血漿たんぱく質であるが、代謝回転に違いがあり、血清アルブミンは約1ヶ月で入れ代わるのに対して、血清トランスフェリン・血清レチノール結合たんぱく質・血清トランスサイレチン(プレアルブミン)は、数時間から数日で入れ代わる為動的栄養アセスメントに用いられる。

  • Q86

日本人の食事摂取基準(2015年版)の策定に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 対象者には、高血圧や高血糖のリスクのある者は含まない。
  2. 成人のエネルギーの指標には、BMI(kg/m2)を用いる。
  3. 食物繊維の目標量(DG)は、1歳以上の全ての年齢区分で設定された。
  4. 生活習慣病の重症化予防は、策定方針に含まれている。
  5. 成人男子のナトリウム(食塩相当量)の目標量(DG)は、9.0g/日未満である。
A86 正解(2)かつ(4)
  • (1)対象者は高血圧や高血糖のリスクのある者で自立した日常生活を営んでいる者を含む。(3)食物繊維の目標量(DG)は6歳以上の全ての年齢区分で設定。(5)成人男性のナトリウム(食塩相当量)の目標量(DG)は8.0g/日未満、成人女性は7.0g/日未満。

  • Q87

日本人の食事摂取基準(2015年版)における水溶性ビタミンの推定平均必要量(EAR)の設定根拠に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ビタミンB1は、脚気を予防できる最小摂取量から算定された。
  2. ビタミンB2は、尿中ビタミンB2排泄量が増大し始める摂取量から算定された。
  3. ナイアシンは、ペラグラを予防できる最小摂取量から算定された。
  4. ビタミンB12は、尿中ビタミンB12排泄量が増大し始める摂取量から算定された。
  5. ビタミンCは、壊血病を予防できる最小摂取量から算定された。
A87 正解(2)かつ(3)
  • (1)ビタミンB1は尿中ビタミンB1排泄量が増大し始める摂取量から算定。(4)ビタミンB12は内因子を欠損した悪性貧血患者が貧血を治癒する為に必要な量をもとに算定。(5)ビタミンCは壊血病の予防ではなく、心臓血管系の疾病予防効果並びに抗酸化作用効果から算定。

  • Q88

日本人の食事摂取基準(2015年版)におけるエネルギー産生栄養素バランスに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. エネルギー産生栄養素バランスは、目安量(AI)として設定された。
  2. 炭水化物のエネルギーには、アルコールを含む。
  3. たんぱく質の下限は、たんぱく質の下限は(RDA)以上であると設定された。
  4. 脂質の上限は、飽和脂肪酸の目標量(DG)を考慮して設定された。
  5. 活用時には、基準とした値の幅を柔軟に用いる。
A88 正解(1)
  • (1)エネルギー産生栄養素バランスは目標量(DG)として設定。

  • Q89

日本人の食事摂取基準(2015年版)の科学的根拠に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 系統的レビューの方法を用いた。
  2. 各々の栄養素のエビデンスレベルは、異なる。
  3. 目安量(AI)の算定根拠は、症例報告が多い。
  4. 耐容上限量(UL)の算定根拠は、介入研究が多い。
  5. 目標量(DG)の算定根拠となる研究の典型的な観察期間は、数か月である。
A89 正解(1)かつ(2)
  • (3)目安量(AI)の算定根拠は国民健康・栄養調査の数値を多く採用。(4)耐容上限量(UL)の算定根拠は症例報告が多い。(5)目標量(DG)の算定根拠となる研究の典型的な観察期間は数年から数十年。

Q90
  • 成人期に比較して高齢期に起こる変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。


  1. 消化管機能は、亢進する。
  2. 肺活量は、増加する。
  3. 血管抵抗は、増大する。
  4. 免疫機能は、亢進する。
  5. 腎血流量は、増加する。
A90 正解(3)
  • (1)消化管機能は低下。(2)肺活量は減少。(3)血管抵抗は増大する為血圧が上がる。(4)免疫機能は低下。(5)腎血流量は減少。

    • Q91

  • 初乳より成熟乳に多く含まれる母乳成分である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. たんぱく質
  2. 乳糖
  3. IgA
  4. ラクトフェリン
  5. リゾチーム

 

A91 正解(2)
  • 初乳に多く含まれる成分は感染予防の為のIgA・ラクトフェリン・リゾチームが多く含まれ、栄養成分としてはたんぱく質が成熟乳よりも多く含まれるが、乳糖のみは成熟乳に多く含まれる。

    • Q92

  • 日本人の食事摂取基準(2015年版)において、妊婦に付加量が設定されている栄養素である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ビタミンA
  2. ナイアシン
  3. ビタミンC
  4. ナトリウム
  5. カルシウム

 

A92 正解(1)かつ(3)
  • 妊婦の付加量が設定されているものはエネルギー・たんぱく質・VA・VB1・VB2・VB6・VB12・葉酸・VC・Mg・Fe・Zn・Cu・I・Se。

    • Q93

  • 離乳の進め方に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 哺乳反射の減弱は、離乳開始の目安となる。
  2. 離乳の開始は、生後5、6か月頃が適当である。
  3. フォローアップミルクを使用する場合は、生後9か月以降とする。
  4. 離乳の完了は、乳汁を飲んでいない状態を意味する。
  5. 食事量の評価は、成長の経過で行う。

 

A93 正解(4)
  • 離乳の完了は乳汁以外の食べ物が主になる状態の時。

    • Q94

  • 思春期の女子の生理的特徴に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. エストロゲンの分泌量は、低下する。
  2. 卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は、低下する。
  3. 黄体形成ホルモン(LH)の分泌量は、低下する。
  4. 1日当たりのカルシウム蓄積量は、思春期前半に最大となる。
  5. 鉄損失量は、変化しない。

 

A94 正解(4)
  • (1)エストロゲンの分泌量は増加。(2)卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は増加。(3)黄体形成ホルモン(LH)の分泌量は増加。(5)鉄損失量は月経血の損失がある為変化。

    • Q95

  • 高齢者の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 褥瘡の予防では、体位変換が有効である。
  2. フレイルティ(虚弱)の予防では、除脂肪体重を減少させる。
  3. 変形性膝関節症では、肥満がリスク因子となる。
  4. 便秘の予防では、水分摂取を控える。
  5. 骨粗鬆症の予防では、リンを多く含む食品を摂取する。

 

A95 正解(1)かつ(3)
  • (2)フレイルティ(虚弱)予防は除脂肪体重を増加。(4)便秘予防は水分や食物繊維の摂取を勧める。(5)骨粗鬆症予防はカルシウムやビタミンDを多く含む食品を摂取。

    • Q96

  • 高齢者の口腔機能と栄養に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. そしゃく機能に障害のある者は、誤嚥しやすい。
  2. 水やお茶などは、誤嚥しにくい。
  3. 酸味の強い食べ物は、誤嚥しやすい。
  4. 凝集性は、嚥下調整食の物性指標である。
  5. 嚥下障害は、低栄養のリスク因子である。

 

A96 正解(2)
  • (2)水やお茶等は誤嚥しやすい。嚥下障害者はとろみのある食べ物を摂取することで嚥下しやすくなる。

    • Q97

  • 体力の測定項目と評価項目の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 上体起こしー敏捷性
  2. 握力ー瞬発力
  3. 反復横とびー筋力
  4. 20mシャトルランー全身持久力
  5. 立ち幅とびー筋持久力

 

A97 正解(4)
  • (1)上体起しは腹筋持久力、敏捷性はスピード競技 (2)握力は筋力、瞬発力はパワー競技 (3)反復横跳びは敏捷性 (5)立ち幅跳びは柔軟性、筋持久力はランベルマシン

    • Q98

  • 運動時の身体への影響に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 筋肉のクレアチンリン酸は、短時間の運動で利用される。
  2. 肝臓のグリコーゲンは、長時間の運動で減少する。
  3. 糖新生は、長時間の運動で抑制される。
  4. 速筋繊維は、有酸素運動により肥大する。
  5. 消化管の血流量は、激しい運動で増加する。

 

A98 正解(1)かつ(2)
  • (3)糖新生は長時間の運動で亢進。(4)速筋繊維はスプリンターで無酸素運動により肥大。マラソン選手は遅筋繊維が有酸素運動により肥大。(5)消化管の血流量は激しい運動で減少。

    • Q99

  • 高温環境に暴露されたときに起こる身体変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 皮膚血管は、収縮する。
  2. 換気量は、低下する。
  3. 熱産生は、亢進する。
  4. 腎臓でのナトリウムの再吸収は、増加する。
  5. バソプレシンの分泌は、低下する。

 

A99 正解(4)
  • (1)皮膚血管は拡張。(2)換気量は増加。(3)熱産生は抑制。(5)発汗する為バソプレシンの分泌は増加し尿量が減少。

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