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第32回管理栄養士国家試験問題~公衆栄養学~

問題をクリックすると解答が開きます。

    • Q143

  • 公衆栄養に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. フードセキュリティの達成を目指す。
  2. 地域住民のエンパワメントを重視する。
  3. 地域の特性を考慮した健康なまちづくりを推進する。
  4. 健康格差の解消に向けた取組を行う。
  5. 生活習慣病の治療を第一の目的とする。

 

A143 正解(5)
  • 地域住民の健康維持・増進と疾病予防の支援が第一目的。

    • Q144

  • 最近の国民健康・栄養調査結果からみた成人の摂取量において、50歳以上が49歳以下よりも低いものである。正しいのはどれか。1つ選べ。
  1. 脂肪エネルギー比率
  2. 鉄摂取量
  3. 野菜類摂取量
  4. 果実類摂取量
  5. 魚介類摂取量

 

A144 正解(1)
  • (2)20歳代6.8mg/日・30歳代7.0mg/日・40歳代7.0mg/日・50歳代7.7mg/日で50歳以上が多い。(3)20歳代232.1g/日・30歳代245.4g/日・40歳代246.0g/日・50歳代271.2g/日で50歳以上が多い。(4)20歳代57.6g/日・30歳代49.3g/日・40歳代59.6g/日・50歳代84.4g/日で50歳以上が多い。(5)20歳代50.4g/日・30歳代53.2g/日・40歳代55.7g/日・50歳代67.2g/日で50歳以上が多い。

    • Q145

  • 最近の国民健康・栄養調査結果における朝食の欠食率に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 1~6歳では、男女とも1%未満である。
  2. 20歳以上では、女性が男性より高い。
  3. 男性では、20~29歳が60歳以上より高い。
  4. 女性では、15~19歳が20~29歳より高い。
  5. 女性では、30~39歳が20~29歳より高い。

 

A145 正解(3)
  • (1)男性7.7%・女性9.4%。(2)男性15.4%・女性10.6%。(4)15~19歳11.8%・20~29歳23.1%。(5)30~39歳19.5%・20~29歳23.1%

    • Q146

わが国の国民1人・1日当たり供給純食料の推移を図に示した。図のa~eに相当する食品の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

    •   

      a b c d e
      (1) 牛乳及び乳製品 野菜 魚介類 肉類
      (2) 肉類 牛乳及び乳製品 野菜 魚介類
      (3) 牛乳及び乳製品 野菜 肉類 魚介類
      (4) 野菜 肉類 魚介類 牛乳及び乳製品
      (5) 野菜 牛乳及び乳製品 魚介類 肉類

 

A146 正解(5)
  • (5)各食品の最も近い推移。

    • Q147

世界の健康・栄養問題に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 先進国・開発途上国ともに栄養障害の二重苦(double burden of malnutrition)の問題がある。
  2. ヨウ素欠乏症は、増加している。
  3. 5歳未満児死亡率は、増加している。
  4. 年齢別身長を指標とした5歳未満児の発育阻害は、増加している。
  5. 成人の肥満(BMI30kg/m2以上)の割合は、減少している。

 

A147 正解(1)
  • (2)減少している。(3)低下傾向にある。(4)減少している。(5)増加している。

    • Q148

  • 公衆栄養施策とその根拠法の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 生活習慣病の発生状況の把握ー健康増進法
  2. 乳幼児の健康診査の実施ー医療法
  3. 地域支援事業の実施ー高齢者の医療の確保に関する法律
  4. 特別用途表示の許可ー食料・農業・農村基本法
  5. 食品ロス統計調査の実施ー学校給食法

 

A148 正解(1)
  • (2)母子保健法に規定。(3)介護保険法に規定。地域包括ケアシステムにおけるさまざまな事業を示す。(4)健康増進法に規定。(5)統計法に基づく一般統計調査として実施。食育基本法の食育推進基本計画の基礎資料。

    • Q149

  • 栄養士法に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 管理栄養士名簿は、厚生労働省に備えられる。
  2. 栄養教諭の免許取得に関する規定がある。
  3. 管理栄養士による食品の表示に関する監視の規定がある。
  4. 栄養の指導について、栄養士の名称独占の規定がある。
  5. 特定給食施設への管理栄養士配置の基準を定めている。

 

A149 正解(1)かつ(4)
  • (2)教育職員免許法に規定。(3)ない。(5)健康増進法(第21条)に規定。

    • Q150

  • 国民健康・栄養調査に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 実施時期は、毎年異なる。
  2. 調査員は、厚生労働大臣が任命する。
  3. 朝食の欠食は、問診により把握する。
  4. 栄養素等摂取量は、調理による変化を考慮している。
  5. 栄養摂取状況調査は、個人の習慣的な摂取量を把握する。

 

A150 正解(4)
  • (1)毎年10~11月中の同時期に実施。(2)都道府県知事が任命。(3)栄養摂取状況調査により把握。(5)把握できない。日曜日・祝祭日を除く任意の1日なので。

    • Q151

  • 健康日本21(第二次)の栄養・食生活に関する目標項目である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 適正体重を維持している者の増加 
  2. 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合の増加
  3. 野菜と果物の摂取量の増加
  4. 共食の増加
  5. 中学校における学校給食実施率の増加

 

A151 正解(5)
  • 健康日本21(第二次)の目標項目に学校給食の実施率の増加はない。

    • Q152

  • 国際的な公衆栄養活動とその組織の組合せである。正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 難民キャンプに対する食糧支援ー国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
  2. 農業生産性の向上ー国連児童基金(UNICEF)
  3. NCDの予防と管理に関するグローバル戦略の策定ー世界保健機関(WHO)
  4. 子どもの成長モニタリングの推進ー国連世界食糧計画(WFP)
  5. 国際栄養会議(Internationa Conference on Nutrition)の主催ー国際栄養士連盟(ICDA)

 

A152 正解(1)かつ(3)
  • (2)国連食糧農業機関(FAO)。(4)国連児童基金(UNICEF)。(5)国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が共同主催。国際栄養士連盟(ICDA)は国際栄養士会議を開催。

    • Q153

  • 集団を対象とした食事調査実施時の誤差に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 摂取量の平均値の精度は、調査人数の影響を受ける。
  2. 日間変動の程度は、高齢者が若年者より大きい。
  3. 季節変動は、偶然誤差に含まれる。
  4. 過小申告は、偶然誤差に含まれる。
  5. 過小申告の程度は、BMIが大きい者ほど小さい。

 

A153 正解(1)
  • (2)小さい。(3)偶然誤差ではない。季節差による誤差。(4)測定誤差。エネルギー摂取量の過少申告は留意が必要。(5)大きい。肥満度影響を受けやすい。

    • Q154

  • 食事調査法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 秤量記録法は、対象者の負担が小さい。
  2. 秤量記録法は、1日で個人の習慣的な摂取量が把握できる。
  3. 24時間思い出し法は、面接方法の標準化が必要である。
  4. 陰膳法は、対象者の記憶に依存する。
  5. 食物摂取頻度調査法は、他の食事調査法の精度を評価する際の基準となる。

 

A154 正解(3)
  • (1)大きい。(2)長期間調査を行わないと把握できない。(4)記憶や食品成分表精度に依存しない。(5)ゴールドスタンダードとなる。

    • Q155

  • 日本人の食事摂取基準(2015年版)に基づいた集団の食事改善計画に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. エネルギーの摂取不足を防ぐために、エネルギー摂取量の平均値が推定エネルギー必要量(EER)を超えるよう改善する。
  2. エネルギーの過剰摂取を防ぐために、BMIの平均値が目標とするBMIの範囲に留まるよう改善する。
  3. 栄養素の摂取不足を防ぐために、推奨量(RDA)を下回って摂取している者の割合をできるだけ少なくするよう改善する 。
  4. 栄養素の過剰摂取を防ぐために、全員の摂取量が耐容上限量(UL)未満になるよう改善する 。
  5. 生活習慣病の予防のために、摂取量の平均値が目標量(DG)の範囲内に入るよう改善する 。

 

A155 正解(4)
  • (1)(2)エネルギー摂取不足・過剰摂取を防ぐ為、BMIが目標とする範囲内に留まる人の割合を増やすことを目的として計画立案。(3)推定平均必要量を下回って摂取している者の割合を少なくするように改善。(5)目標量の範囲内に入る者・近づく者の割合を増やすことを目的とした計画立案。

    • Q156

  • 保健統計に関する調査とそこから得られる情報の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 患者調査ー患者の健康意識
  2. 乳幼児栄養調査ー幼児の朝食習慣
  3. 家計調査ー世帯ごとの食品群別摂取量
  4. 国民生活基礎調査ー1日の身体活動量
  5. 学校保健統計調査ー児童・生徒の生活習慣

 

A156 正解(2)
  • (1)推計患者数・受療率等を把握。(3)収入・支出の実態を把握。食品群別摂取量は国民健康・栄養調査。(4)保健・医療・福祉・年金・所得等基礎的資料を得る調査。1日の身体活動量は国民健康・栄養調査。(5)児童の発育・健康状態を把握。

      • Q157

    • A市では住民を対象とした健康診査を実施した結果、メタボリックシンドロームの者が増加していることがわかった。A市が、最初に取り組むべき目標である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. ウエスト周囲長の基準値を超える者の割合を減らす。
  2. 適切な質と量の食事を習慣的に摂取している者の割合を増やす。
  3. 自己実現を図れる者の割合を増やす。
  4. 栄養バランスの良い食事を知っている者の割合を増やす。

 

A157 正解(4)
  • (1)不適切。長期的な目標なので。(2)不適切。中期的な目標なので。(3)不適切。中期的な目標なので。

      • Q158

    • 地域における行政栄養士による健康づくり及び栄養・食生活の改善の基本指針に基づいて、市町村(保健所設置市及び特別区を除く)の行政栄養士が取り組む具体的な内容である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 低出生体重児減少に対する取組
  2. 高齢者の低栄養状況の把握
  3. 食育推進ネットワークの構築
  4. 健康危機管理への対応
  5. 特定給食施設における栄養管理状況の把握

 

A158 正解(5)
  • 保健所の業務。

      • Q159

    • A市保健センターで企画する、男性の肥満者を対象とした生活習慣病予防教室のプロセス評価の指標である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 糖尿病の有病率
  2. 肥満者(BMI25kg/m2以上)の割合
  3. 野菜の摂取量
  4. 教室への参加率
  5. 身体活動量

 

A159 正解(4)
  • (1)(2)(3)(5)はアウトカム(結果)評価の指標。

        • Q160

      • A市において、食育推進計画を第二次から第三次へと改定するために、行政が最初に取り組むべきものである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. 第三次食育推進計画の策定
  2. 各組織における食育実施計画の作成
  3. 第二次食育推進計画の評価
  4. 生産者と市民の食育フェスティバルの開催

 

A160 正解(3)
  • (1)まずは第二次食育推進計画を評価。(2)全体での計画の策定が必要。(4)第三次食育推進計画が作成された後。

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