第34回管理栄養士国家試験問題~社会・環境と健康~
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Q1
健康日本21(第二次)における健康寿命に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
健康日本21(第二次)における健康寿命に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 「日常生活に制限のない期間」を指す。
- 健康寿命の増加分を上回る平均寿命の増加を目標としている。
- 健康寿命は、女性の方が男性よりも長い。
- 都道府県格差の縮小を目標としている。
- 社会環境の整備によって、地域格差が縮小される。
A1 正解(2)
(1)
Q2
わが国の人口指標のうち、最近減少しているものである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
わが国の人口指標のうち、最近減少しているものである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 合計特殊出生率
- 65歳以上人口に占める75歳以上人口の割合
- 従属人口指数
- 粗死亡率(全死因)
- 年齢調整死亡率(全死因)
A2 正解(5)
(1)
Q3
図は女性の部位別悪性新生物の年齢調整死亡率の経年変化を示している。①~④に当てはまる部位として正しい組合せはどれか。1つ選べ。
図は女性の部位別悪性新生物の年齢調整死亡率の経年変化を示している。①~④に当てはまる部位として正しい組合せはどれか。1つ選べ。
① ② ③ ④
1.胃ー大腸ー乳房ー子宮
2.胃ー乳房ー子宮ー大腸
3.胃ー子宮ー大腸ー乳房
4.大腸ー胃ー乳房ー子宮
5.大腸ー子宮ー胃ー乳房
2.胃ー乳房ー子宮ー大腸
3.胃ー子宮ー大腸ー乳房
4.大腸ー胃ー乳房ー子宮
5.大腸ー子宮ー胃ー乳房
A3 正解(3)
(1)
Q4
ランダム化比較試験に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
ランダム化比較試験に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 利益相反の関係にある企業の商品は評価できない。
- 無作為割り付けを行う前に、インフォームド・コンセントを得る。
- 介入群は患者集団から、対照群は一般集団から無作為抽出する。
- 参加者の希望により、割り付け後でも群の変更ができる。
- 未知の交絡因子を制御しにくい。
A4 正解(2)
(1)
Q5
最近の国民健康・栄養調査に示された身体活動・運動の現状に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
最近の国民健康・栄養調査に示された身体活動・運動の現状に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 「運動習慣のある者」の割合は、20歳以上では女性の方が男性より高い。
- 「運動習慣のある者」の割合は、65歳以上は20~64歳より高い。
- 健康日本21(第二次)における「運動習慣者の割合の増加」の目標値は、すでに達成している。
- 1日の平均歩数は、65歳以上は20~64歳より多い。
- 20歳以上の男性における1日の平均歩数は、10年間で増加してきている。
A5 正解(2)
(1)
Q6
睡眠と休養に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
睡眠と休養に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 家に帰ったらできる限り早く眠るようにすることは、積極的休養である。
- 健康づくりのための休養指針では、他者との出会いやきずなの重要性が示されている。
- 最近の国民健康・栄養調査によると、「睡眠で休養が十分にとれていない者」の割合は約50%である。
- 健康づくりのための睡眠指針では、アルコール摂取による睡眠導入が推奨されている。
- 健康づくりのための睡眠指針では、1日9時間以上の睡眠をとることが推奨されている。
A6 正解(2)
(1)
Q7
最近のわが国の糖尿病に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
最近のわが国の糖尿病に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 国民健康・栄養調査では、「糖尿病が強く疑われる者」の数は約4,000万人である。
- 国民健康・栄養調査では、「糖尿病が強く疑われる者」の割合は、70歳以上は50歳代より高い。
- 国民健康・栄養調査では、「糖尿病が強く疑われる者」のうち治療を受けている者の割合は90%以上である。
- 患者調査では、患者数は女性の方が男性より多い。
- 人口動態統計では、死因順位は10位以内である。
A7 正解(2)
(1)
Q8
最近のわが国の脳血管疾患の年齢調整死亡率に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
最近のわが国の脳血管疾患の年齢調整死亡率に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 上昇傾向である。
- 心疾患に比べて高い。
- 男性の方が女性より低い。
- 脳内出血は、1950年代に比べ低下している。
- くも膜下出血は脳内出血より高い。
A8 正解(4)
(1)
Q9
「持続可能な開発目標(SDGs)」に先立ち、地球規模の環境問題に対する行動原則として、「持続可能な開発」を示した文書である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
「持続可能な開発目標(SDGs)」に先立ち、地球規模の環境問題に対する行動原則として、「持続可能な開発」を示した文書である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- モントリオール議定書
- 京都議定書
- リオ宣言
- バーゼル条約
- ワシントン条約
A9 正解(3)
(1)
Q10
上・下水道および水質に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
上・下水道および水質に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 急速ろ過法では、薬品は用いられない。
- 末端の給水栓では、消毒に用いた塩素が残留してはならない。
- 水道水の水質基準では、一般細菌は検出されてはならない。
- 活性汚泥法は、嫌気性微生物による下水処理法である。
- 生物化学的酸素要求量が高いほど、水質は汚濁している。
A10 正解(5)
(1)
Q11
感染症法により、医師の診断後、直ちに保健所長を通じて都道府県知事へ届け出る疾患である。正しいのはどれか。1つ選べ。
感染症法により、医師の診断後、直ちに保健所長を通じて都道府県知事へ届け出る疾患である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 梅毒
- E型肝炎
- クリプトスポリジウム症
- 後天性免疫不全症候群
- クロイツフェルト・ヤコブ病
A11 正解(2)
(1)
Q12
労働衛生における作業環境管理である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
労働衛生における作業環境管理である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 産業医の選任
- 耳栓の使用
- 給食従事者の検便
- 生産設備の自動化
- 適正部署への配置転換
A12 正解(4)
(1)
Q13
わが国の医療保険制度に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
わが国の医療保険制度に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 75歳以上の患者では、窓口負担金の割合は収入にかかわらず同一である。
- 後期高齢者医療制度の財源の約 1 割は、高齢者本人の保険料である。
- 原則として償還払い給付である。
- 保険料率は、保険者にかかわらず同一である。
- 被用者保険と国民健康保険では、受診時の自己負担割合が異なる。
A13 正解(2)
(1)
Q14
わが国の医療制度に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
わが国の医療制度に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 医療計画は、国が策定する。
- 基準病床数は、医療計画に含まれる。
- 災害時における医療の確保は、医療計画に含まれる。
- 三次医療圏とは、最先端または高度な医療を提供する医療圏を指す。
- 20床以上の病床を有する医療施設を病院という。
A14 正解(1)
(1)
Q15
最近の国民医療費に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
最近の国民医療費に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 国民医療費は、後期高齢者医療給付分を含む。
- 国民医療費は、正常な妊娠や分娩に要する費用を含む。
- 1人当たりの国民医療費は、年間約20万円である。
- 65歳以上の1 人当たり国民医療費は、65歳未満の約2倍である。
- 傷病分類別医科診療医療費が最も高い疾患は、新生物である。
A15 正解(1)
(1)
Q16
母子保健に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
母子保健に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 母子健康手帳の省令様式には、乳児の食事摂取基準が含まれる。
- 未熟児に対する養育医療の給付は、都道府県が行う。
- 1歳6か月児健康診査の目的には、う歯の予防が含まれる。
- 乳幼児突然死症候群の予防対策には、うつぶせ寝の推進が含まれる。
- 先天性代謝異常等検査による有所見者発見数が最も多い疾患は、フェニルケトン尿症である。
A16 正解(3)
(1)