第34回管理栄養士国家試験問題~公衆栄養学~
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Q137
公衆栄養活動に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
公衆栄養活動に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 生活習慣病の重症化予防を担う。
- 医療機関で栄養管理がなされている患者は対象としない。
- ヘルスプロモーションの考え方を重視する。
- ポピュレーションアプローチを重視する。
- 住民参加による活動を推進する。
A137 正解(2)
(1)
Q138
最近の国民健康・栄養調査結果に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
最近の国民健康・栄養調査結果に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 低栄養傾向(BMI20kg/m2以下)の高齢者の割合は、男性より女性で高い。
- 20歳代の脂肪エネルギー比率の平均値は、女性より男性で高い。
- 食塩摂取量の平均値は、20歳以上の女性では8g未満である。
- 魚介類の摂取量は、50歳以上より49歳以下で多い。
- 野菜類の摂取量は、50歳以上より49歳以下で多い。
A138 正解(1)
(1)
Q139
わが国の食料自給率に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
わが国の食料自給率に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- フードバランスシート(食料需給表)の結果を用いて算出されている。
- 食品安全委員会によって算出・公表されている。
- 品目別自給率は、食料の価格を用いて算出されている。
- 最近10年間のカロリーベースの総合食料自給率は、50%以上である。
- 生産額ベースの総合食料自給率は、先進国の中では高水準にある。
A139 正解(1)
(1)
Q140
世界の健康・栄養問題に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
世界の健康・栄養問題に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 先進国では、NCDによる死亡数は減少している。
- 障害調整生存年数(DALYs)は、地域間格差は認められない。
- 栄養不良の二重負荷(double burden of malnutrition)とは、発育阻害と消耗症が混在する状態をいう。
- 開発途上国の妊婦には、ビタミンA欠乏症が多くみられる。
- 小児における過栄養の問題は、開発途上国には存在しない。
A140 正解(4)
(1)
Q141
市町村(保健所設置市を除く)が実施する公衆栄養活動である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
市町村(保健所設置市を除く)が実施する公衆栄養活動である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 地域の栄養改善業務の企画調整
- 地域住民に対する対人サービス
- 特定給食施設に対する指導
- 食生活改善推進員の育成
- 健康危機管理への対応
A141 正解(3)
(1)
Q142
健康増進法に定められている事項である。正しいのはどれか。1つ選べ。
健康増進法に定められている事項である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 食品表示基準の策定
- 幼児の健康診査の実施
- 特別用途表示の許可
- 学校給食栄養管理者の配置
- 保健所の設置
A142 正解(3)
(1)
Q143
わが国の食育推進に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
わが国の食育推進に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 食育基本法は、栄養教諭の配置を規定している。
- 食育推進会議は、内閣府に設置されている。
- 食育推進基本計画の実施期間は、10年である。
- 市町村は、食育推進計画を策定しなければならない。
- 第3次食育推進基本計画のコンセプトは、「実践の環を広げよう」である。
A143 正解(5)
(1)
Q144
栄養士法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
栄養士法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 管理栄養士名簿は、都道府県に備えられている。
- 食事摂取基準の策定について定めている。
- 栄養指導員の任命について定めている。
- 管理栄養士の名称の使用制限について定めている。
- 特定保健指導の実施について定めている。
A144 正解(4)
(1)
Q145
国民健康・栄養調査の方法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
国民健康・栄養調査の方法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 調査の企画立案は、各都道府県が行う。
- 調査世帯の指定は、厚生労働大臣が行う。
- 栄養摂取状況調査には、食物摂取頻度調査法を用いている。
- 栄養摂取状況調査の対象者は、1歳以上である。
- 栄養素等摂取量の算出において、調理による変化を考慮していない。
A145 正解(4)
(1)
Q146
公衆栄養活動に関係する国際的な施策とその組織の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
公衆栄養活動に関係する国際的な施策とその組織の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 持続可能な開発目標(SDGs)の策定ー国連児童基金(UNICEF)
- 母乳育児を成功させるための10か条の策定ー国連食糧農業機関(FAO)
- 難民キャンプへの緊急食料支援の実施ーコーデックス委員会(CAC)
- NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略の策定ー世界保健機関(WHO)
- 食物ベースの食生活指針の開発と活用の提言ー国連世界食糧計画(WFP)
A146 正解(4)
(1)
Q147
食事調査における摂取量の変動に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
食事調査における摂取量の変動に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 摂取量の分布の幅は、1日調査と比べて、複数日の調査では大きくなる。
- 標本調査で調査人数を多くすると、個人内変動は小さくなる。
- 個人内変動の一つに、日間変動がある。
- 変動係数(%)は、標準誤差/平均×100で表される。
- 個人内変動の大きさは、栄養素間で差はない。
A147 正解(3)
(1)
Q148
栄養素等摂取量の測定方法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
栄養素等摂取量の測定方法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 食物摂取頻度調査法では、目安量食事記録法に比べ、調査員の熟練を必要とする。
- 秤量食事記録法は、他の食事調査法の精度を評価する際の基準に用いられる。
- 食物摂取頻度調査法の質問票の再現性は、生体指標(バイオマーカー)と比較して検討される。
- 24時間食事思い出し法は、高齢者に適した調査法である。
- 陰膳法による調査結果は、食品成分表の精度の影響を受ける。
A148 正解(2)
(1)
Q149
公衆栄養マネジメントに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
公衆栄養マネジメントに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 公衆栄養活動は、PDCAサイクルに従って進める。
- 活動計画の策定段階では、住民参加を求めない。
- アセスメントでは、既存資料の有効活用を図る。
- 目標値は、改善可能性を考慮して設定する。
- 評価では、投入した資源に対する効果を検討する。
A149 正解(2)
(1)
Q150
日本人の食事摂取基準(2015年版)を活用して、成人集団の食事改善計画を立案する際の目標設定である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
日本人の食事摂取基準(2015年版)を活用して、成人集団の食事改善計画を立案する際の目標設定である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 目標とするBMIの範囲にある者の割合を増やす。
- エネルギー摂取量の平均値を、推定エネルギー必要量付近にする。
- 栄養素摂取量の平均値を、推定平均必要量付近にする。
- 栄養素摂取量の平均値を、推奨量付近にする。
- 栄養素摂取量の平均値を、耐容上限量付近にする。
A150 正解(1)
(1)
Q151
高齢者の介護予防を目的とした公衆栄養プログラムの評価項目と、評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
高齢者の介護予防を目的とした公衆栄養プログラムの評価項目と、評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- プログラムの参加人数が増加しているかー経過評価
- 目標設定は適切だったかー経過評価
- 企画の通りに進行しているかー企画評価
- 共食の頻度が増加したかー結果評価
- フレイルの者の割合が減少したかー影響評価
A151 正解(1)
(1)
Q152
わが国の「食事バランスガイド」に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
わが国の「食事バランスガイド」に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 「食生活指針」を具体的な行動に結びつけるためのツールである。
- 生活習慣病予防のためのハイリスクアプローチを目的として、つくられた。
- 推奨される1日の身体活動量を示している。
- 年齢によって、サービングサイズを変えている。
- 1食で摂る、おおよその量を示している。
A152 正解(1)
(1)