【名古屋】はじめての薬膳講座~身近な食材で食養生~
最近でこそ知名度の上がってきた「薬膳」
でも一体、薬膳って何?と思っている人も多いと思います。
本講座では、薬膳の基本知識を学び、自分自身で薬膳レシピを作るための基礎を勉強します。
中医学の考え方を学び、栄養士として知識に厚みを作りましょう。
又、自分の健康に、身近な人の健康にいかしましょう!
概 要
薬膳は中国伝統医学に基づいた食事療法で、
菜食同源、医食同源の観念によって疾病を予防、治療、または健康回復、強身益寿を目的とするものです。
薬膳レシピを作るためには、基礎理論、診断学、中薬学、方剤学、営養学、薬膳学、弁証施膳の
7教科のすべてを学ぶ必要があります。
「はじめての薬膳」では、7教科のうち5教科をピックアップし、薬膳レシピを作るための基礎を学び、
実際にレシピを作成していきます。
内 容
1.基礎理論、診断学
薬膳レシピを作るためには、対象者の体調を診断する必要があります。
そのためにまず、基礎理論を学び、体調を診断するための診断学を学びます。
例えば、同じ「便秘」という症状であっても、原因が体が冷えているからか、熱があるのか、
食べすぎなのか、食べなさすぎなのかで対処法がかわってきます。
そのため症状の原因を見極める必要があります。
体調を診断するには四診(望診、聞診、問診、切診)で判断します。
望診には舌診が含まれ、実際に鏡でご自身の舌を診ていただきます。
2.中医営養学、薬膳学
基礎理論、診断学をもとに対象者の体調に合わせた食品を選べるように、中医営養学と薬膳学を学びます。
中医学では「栄」を「営」と表します。
中医学の「営養」とは「営み」のことで、食べてから消化吸収するまでのすべての課程を意味します。
食物の性能(四性五味など)をはじめ、食物の滋養作用、治療作用、
食品の組合せによる、相乗効果や禁忌となるもの、症状に合わせた調理法などを学びます。
また、薬膳は季節と密接にかかわってきます。
そのため、季節の薬膳についても学びます。
3.弁証施膳
今まで学んだことをもとに、薬膳レシピを作成します。
講座では、冬の薬膳レシピを作成していきます。
冬の薬膳は体を温める効果があるので、女性特有の「冷え」にも効果があります。
4.まとめ
講師プロフィール
熊崎 敬子(くまざき けいこ)
管理栄養士、国際中医師、国際中医薬膳師
小学生後半からアトピー性皮膚炎に悩まされ、美容や健康に興味を持つ。
20代後半のダイエットの失敗から、正しい栄養学の知識の重要性を痛感し、仕事を辞め、一念発起して管理栄養士を取得。
その後、薬膳に興味を持ち、日本中医食養学会で、国際中医薬膳師を取得。
「上工治末病」(未病を治す医者がいい医者である。)という中医学に魅せられ、北京中医薬大学日本校に通い、国際中医師を取得。
現在、大学や専門学校で栄養学や薬膳を教えている。