国立がん研究センターは10月15日、魚をほとんど食べない人で大動脈疾患(大動脈解離・大動脈瘤)による死亡が増加することを世界で初めて明らかにしたと発表した。
この研究は、国がん社会と健康研究センターの井上真奈美部長、筑波大学医学医療系の山岸良匡准教授らの研究グループによるもの。
チームの山岸良匡筑波大准教授(社会健康医学)は「魚の摂取が心臓病を抑えることは知られているが、大動脈の病気を防ぐことを示したのは初めて」と話しとぃる。

国内で行われた8研究に参加した40歳以上の男女、計36万人分の食習慣アンケートをまとめて解析。
魚をほとんど食べない人たちは、週に1~2回食べる人たちと比べ、大動脈の病気で死亡するリスクが1.9倍になっていた。月1~2回以上食べる人たちにはリスクの上昇がなかった。

この結果から魚の摂取が極端に少なくならないことが大動脈疾患死亡を予防するために重要だと考えられます。なお、魚の高摂取は心筋梗塞のリスクを低下させることがわかっているので、魚の摂取が極端に少なくならないよう気をつけるだけでなく、より多く摂取していくことが循環器疾患予防につながると考えらる。

魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)が中性脂肪やコレステロールを減らし、病気のリスクを抑えているとみられる。
魚を多く食べると心筋梗塞のリスクが下がるとの研究結果も過去に出ている。

《詳しくはこちら》⇒ 魚をほとんど食べない人で大動脈疾患死亡が約 2 倍に増加