
こんにちは!
Dietitian Job運営会社、東洋システムサイエンスの管理栄養士 粂内です。
2025年8月2日(土)に開催した「オンラインサロン~防災食~」について報告いたします。
▼目次
今回は、9月1日の防災の日を前に改めて防災食を考えてみようという事で4名の管理栄養士の皆さんにご参加いただき、お話をすることができました!
自己紹介
まずは参加者の皆さんに自己紹介をしていただきました。
参加の理由と、アイスブレイクでは「GOOD&NEW」として最近起きた嬉しかったことや新しい発見を教えていただきました。
「曼荼羅アートを見に行ったこと」
「図書館で素敵な絵本と出会ったこと」
「自宅で育てている野菜がすくすくと育っていること」
「嫌な事があったときに、セルフお祓いをして気持ちを切り替えていること」
…とお話しいただき和やかな雰囲気で交流会をスタートしました
食品ストックガイド
家庭備蓄の考え方として農林水産省の食品ストックガイドの内容を確認しました。
最低限必要な備蓄量や食品の選び方、あると便利な備品類、災害時の簡単アレンジレシピも載っていてとても参考になります。
またローリングストックについても詳しくお話し、再確認しました。
ローリングストックとは普段の食品を多めに買い置きしておき、賞味期限を見て古いものから消費し、消費したものを買い足すこと!
災
害時に使用する非常食とは別にローリングストックで日常食品もバランスよく備蓄することが大切です。
また要配慮者のための食品ストックガイドもあります。
要配慮者とは、乳幼児、妊産婦、高齢者、食べる機能が弱くなった方、慢性疾患の方、食物アレルギーの方の事。
過去の災害時には避難所で配布される支援物資を食べられなかった要配慮者がいたことがありました。また要配慮者のための特殊食品は行政の備蓄も多くないため自らの備蓄が重要となっています。
要配慮者のための食品ストックガイドでは各対象者に対して備蓄のポイントや注意点が細かく記載されているほか、用意しておく備品やアレンジレシピも載っているのでぜひ皆さん一度目を通してみてくださいね。
特養で使用していた非常食
特養での経験がある社員から実際に使用していた非常食を教えてもらったので選び方のポイントも合わせて皆さんに紹介しました。
献立の1日目は、栄養士や調理員がいなくても良いようにそのまま食べることができるもの中心にしておくこと。
そして常食からペースト食まで対応できるものを選ぶといった体験談は、とても参考になりました!
展示会等で見つけた最新防災食・防災グッズの紹介
展示会などで見つけた新しい防災食や防災グッズをご紹介しました。
・サタケフードビジネス マジックライス 保存食シリーズ
・食養の杜とやま オーガニック粥 お粥日和、竜宮からの贈り物
・ロート製薬 ハートフード5年常温保存おにぎり
・吉野家 非常用保存食缶飯
・BreadWonderFactory まもるんパン
・サンスター 健康道場シリーズ 玄米ごはん・野菜ジュース各種
・やすらぎグループ 飲むプレミアム温泉水 丹沢中川温泉 10年保存水
・大正製薬 リポビタンゼリー 長期保存用
・natura nuova ベビースムージー
・チャ―ミスト その場で作る除菌ウエットタオル
・エピタスプロプル やさしいウエットティッシュ
・ほっ!トイレタブレット
サンプルをくださった企業の皆様、誠にありがとうございました!
交流タイム
交流タイムでは職場での防災対策やご自宅で皆さんが準備している防災食やグッズを共有しました。
高齢者施設では食事形態によって準備しているものが簡素になってしまうこと、保育園では狭い調理室内での備蓄が難しかったり個包装のお菓子を用意しているがかさばってしまうこと等のお悩みがあったり、非常時だからこそ美味しいものを食べたいけれど予算とのバランスが難しいといったお悩みもありました。
また備蓄品に関しては、缶詰やご飯(パックタイプと水を入れるだけのタイプ)を準備されている方が多かったです。ウォーターサーバーがあるので水の備蓄になっている方や野菜を育てている、玄米を常に用意しているから何かしらの食べ物はあるという方もいらっしゃいました。
そして皆さん「非常食を備蓄している」という認識よりは「普段から食べているものを多めに購入するローリングストック」として準備されているようでした。
防災グッズでは趣味でキャンプや登山をされる方もいらっしゃって、テントや寝袋があるという方やガスコンロを準備されている方も多かったです。ほかには絆創膏やラップ、アルミシート、マスク、黒いビニール袋などもありました。
防災食・防災グッズともにご家族の人数分用意することは保管場所やかかる費用の面からも大変なため、最低限の準備からコツコツと進めていく必要があるなと感じました。
最後に参加者のおひとりから『災害時に心を落ち着かせるための3・3・3の法則』を教えていただきましたので紹介いたします。
<3秒、嗅ぐ 3分、触る、30分、眺める>
・アロマや香水など好きな香りを3秒嗅ぐ
・柔らかいタオルやぬいぐるみなど心地が良くリラックスできるものを3分触れる
・好きな画集や詩集、マンガ、本、写真集など心が穏やかになるものを30分眺める
これらの行動は災害時に不安や落ち着かない気持ちをリラックスさせてくれるそうです。
自分のお気に入りアイテムを防災セットに入れておくといいですね!
参加者の感想(一部抜粋)
◎本日はありがとうございました。防災食について、最新の情報が知れて良かったです。
◎購入するタイミングも考えないと、とは思っていますが日々の業務に追われて気がつくと期限ギリギリの発注になってしまったりするので、気をつけようと思います。
今回ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
今回の交流会では、最新の防災食や防災グッズ、職場や家庭での備蓄の工夫を共有しました。
特養や保育園など現場ごとの備蓄事情や課題、ローリングストックの実践、要配慮者向け食品の重要性など、日常業務に直結する知識が多数登場。展示会で見つけた新しい非常食やグッズの紹介もあり、栄養士としての引き出しを増やせる内容でした。
災害時には栄養や衛生管理に加え、対象者の心を落ち着けるための配慮も求められます。「3・3・3の法則」など、心のケアにつながる工夫も印象的でした。
皆様もこれを機にぜひ備蓄を見直してみてくださいね♪
次回のオンラインサロンは2026年2月7日(土)『推し献立プレゼン会』を開催予定です。
皆様のご参加をお待ちしております!

こうした知識や経験は、転職先の選考や面接で強みとしてアピールできるだけでなく、実務での信頼構築にもつながります。
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