文部科学省は2017年12月22日、日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2017年を公表した。
追補2017年では、新しく16食品(全体で148食品を収載)を追加し、食品成分表全体として2236食品となっている。

 成分表充実のポイントは大きく3つである。
(1) 消費量が多い食品や国民の関心の高い食品の主要成分項目の拡充一部の魚介類をはじめ、各種のハム類・ベーコン類・ソーセージ類などの加工肉類、上白糖などの砂糖類といった重要食品の微量成分(ヨウ素等)を初めて確定。
また、日常食べられている調味料のうち、お好み焼きソース、マヨネーズなどについて成分値を全面変更。

(2) たんぱく質、脂質及び炭水化物成分の詳細分析消費量の多い魚介類、肉類などについて、たんぱく質、脂質および炭水化物をそれぞれ 構成するアミノ酸、脂肪酸及び糖類を分析し、確定。

(3) 新規食品等を新たに分析し収載(以下、新規収載例)

(3-1)消費量の多い食品:冷凍ほうれんそう(ゆで・油いため)、さくらえび、みずだこ、かきフライ、料理酒

(3-2)国民の関心が高まっている食品:にほんじか(ほんしゅうじか・きゅうしゅうじか)

(3-3)消費形態に合わせて細分化した食品:めばちまぐろ(赤身・脂身)あわび(くろあわび・まだかあわび・めがいあわび)

《詳しくは》⇒ https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/__icsFiles/afieldfile/2018/01/12/1400336_press.pdf