文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会は、12月24日、日本食品標準成分表2015年版(七訂)のデータの一部更新を発表した。

2020 年に次期の全面改訂を予定していることから、報告様式を簡素化した「2019 年における日本食品標準成分表 2015年版(七訂)のデータ更新として、105 食品(うち新規 81 食品)について、成分値の改訂・追加を行った結果を発表。
データ更新のポイントは、新たな調理形態の追加、新たな食品の追加、地域性の高い食品および伝統食品、生産・流通実態に合わせ再分析・細分化した食品となった。

詳細は、以下の通り。
(1)新たな調理形態の追加
食パン(焼き、耳を除いたもの)、春巻きの皮(揚げ)、精白米(軟めし)、あめ色たまねぎ(油いため)、ブロッコリー(電子レンジ調理、油いため等)、菌床しいたけ(天ぷら)、ロースハム・ウインナーソーセージ(ゆで、焼き等)、鶏卵(目玉焼き、いり等) 等

(2)新たな食品の追加
赤米・黒米(穀粒・めし)、アメリカほどいも(別名:アピオス)、コリアンダー、新しょうが、黄色トマト、野菜ミックスジュース(濃縮タイプ)、アサイー、くこ、かつお加工品(裸節)、乳児用液体ミルク 等

(3)地域性の高い食品及び伝統食品(アイヌ民族の伝統食を含む)※
油ふ、かやきせんべい(別名:おつゆせんべい)、おおうばゆりでん粉、やぶまめ、すいぜんじな(別名:金時草、式部草)、いぶりがっこ、つるにんじん、きはだの実、はなっこりー、たらのあぶら、なぎなたこうじゅ
※本欄の食品は都道府県に対する収載要望の調査(平成 29 年 2 月実施)及び(公財)アイヌ民族文化財団からのアイヌ伝統食に関する情報提供等を踏まえ、調査対象としたものである。

(4) 生産・流通実態に合わせ再分析・細分化した食品
食パン(耳を除いたもの【再掲】、耳)、梅干し(塩漬)、なめこ(カットなめこ)、くろまぐろ(養殖)、しらす(釜揚げしらす)、でんぶ(桜でんぶ) 等

《詳しくはこちら》⇒ 「2019年における日本食品標準成分表2015年版(七訂)のデータ更新」の公表について