わたしの転職体験 第8弾~栄養士の転職記~他職種の経験

▼目次

はじめに

こんにちは、今回ブログを担当させていただく、外部執筆スタッフのOです。

転職体験記第8弾として、60歳を過ぎても現役で管理栄養士の仕事を続けられている自分の経験をお話します。

現在は、先月まで勤めていた産休代替の契約が終わり、特養や老健等の高齢者福祉施設での就職を検討中です。

今の仕事を継続する事も大事ですが、若いうちに色々な経験をして、キャリアを積み重ねていく事で今後の仕事の幅を広げ、より多様な仕事に就く事が出来る可能性がある事を知っていただきたいと思っています。この体験記が今後のライフプランやキャリアアップへ悩んでいる方の参考になれば幸いです。

今までの転職経験

病院の管理栄養士として就職

大学卒業後は、地方の30床ほどの病院で管理栄養士として就職しました。

献立作成、発注、栄養指導、公的資料の作成、調理業務(朝の早番)、更にレセプト作成の手伝い等、多岐に渡る仕事内容でしたが、頑張ってこなしていました。

しかし、2年半程働いた時に土日休みや正月、ゴールデンウイーク等の長期休暇が無いので、友人達と会う機会が減った事に気が付き、
土日休みのある産業給食に転職を決意しました。

産業給食の栄養士として就職

病院を退職し、間もなく産業給食の栄養士として就職しました。

ところがいざ産業給食に入ってみると、土日休みや長期休暇はあるものの、
中小企業の昼食3種類の弁当の献立作成と発注と仕事のボリュームが多く、毎日、時間内に仕事が終わらず残業の日々でした。

残業が続いている現状を上司へ相談した結果、500人程の企業の食堂栄養士に異動となり、時間に少し余裕が出来ました。
しかし、パートのお休みが増えると調理員不足のために、調理業務が多くなることはありました。
5年程勤務しましたが、結婚を機に退職しました。

栄養士とは全く違う仕事の挑戦

退職後半年は専業主婦で過ごし、その後パートで事務の仕事をすることになりました。

しかし、当時の自分はPCスキルがなかったため、事務よりも体力仕事に従事することが多く
身体に負担が多かったため、PCスキルを勉強し身に着けようと決心しました。

また、家族との時間を持ちたい気持ちが強くあり、個人的には土日休みが必須条件だったので、それを優先して仕事を探しました。

そこで出会ったのがCAD(専用ソフトを使用し、設計士やデザイナーの指示のもと製品や建物などの構造物の設計書、図面を作成する専門家)の仕事です。
栄養士とは全く関係のない異業種の仕事だったので、当初不安はありましたが何とか頑張っていこう、と就職しました。

分からない事ばかりでしたが、周りの人達に教えてもらいながら勉強をし、少しずつCADの仕事が出来るようになっていきました。

仕事をし始めて1年くらいしたところで、主人が転勤となり退職することになりました。

その後、出産・育児に専念していたため約7年間のブランクがあり、再びCADの仕事を始めようと探したところ、2次元CAD(平面)から3次元CAD(立体)が主流となっていた為、2次元CADのみしか経験と知識がない自分では仕事が見つからず、3次元CADの勉強をする事にしました。

半年程、3次元CADの教室に通い、無事、派遣で3次元CADの仕事の就職することができました。

その後8年程CADの仕事に従事しました。CADの仕事にやりがいを感じ、充実した日々を送っていましたが、突然訪れたリーマンショックで、CADの派遣業務が契約期間満了で終了してしまいました。

他のCADの仕事もリーマンショックで同様に急減してしまい見つからず途方に暮れつつ仕事を探していた時、

ふと見つけたのが、家の近くの介護老人保健施設の栄養士の仕事でした。

介護老人保健施設の管理栄養士として就職

その施設では委託業者が入っている事もあり、栄養ケアマネジメント作成がメインの業務ではありましたが、その他に、電話応対、事務手伝い等もやっていたことが、介護保険の勉強になり、介護支援専門員資格取得の下地になりました。
そして、ここの事務手伝いがスムーズにできたのはCADの時に学んだPCスキルのおかげでした。

また、慢性的に介護職員が不足していたため、頻回に食事介助に入っていたのですが、そのおかげで、入所者の食事摂取状況がリアルタイムで分かり、ケアプラン作成に役立ちました。そして、色々な食事形態に合った食事介助の仕方も実践する事で出来るようになりました。

当時は、なぜ管理栄養士の私が人員不足だからと食事介助をしなければいけないのか、と疑問に感じる事がかなりありましたが、今振り返れば、前述の通りケアプラン作成に活かせたり日々の栄養ケアに直結しており、とても良い経験だったと思います。

楽しい事だけでなく大変なこともありましたが、やりがいを持ち16年程勤めた頃、母や叔母の介護をする事となり、仕事の継続が難しくなったため退職しました。

特別養護老人ホームの管理栄養士として就職

介護老人保健施設を退職してからは、自分の年齢や家庭の事情もあり、短時間労働を希望していた為、なかなか自分の条件に合う仕事が見つかりませんでした。そんな時、Dietitian jobに掲載されていたお仕事が自分の条件に合っている為、登録しました。

私の今までのキャリアや経験、勤務条件の希望から、登録してから2ケ月程経った頃、特別養護老人ホームでの施設栄養士産休代替でのお仕事を紹介していただき、半年間働く事となりました。Dietitian jobの求人内容は栄養士専門かつエージェントも栄養士なので、仕事内容も募集の時と入職してからが違っていた、という心配も無く安心して就職する事が出来ました

仕事の内容は、ミールラウンド、栄養ケアマネジメント作成、事務手伝い、電話応対等、今まで経験してきた事ばかりなので、スムーズに引継ぎができ、滞りなく仕事をする事が出来、今までの経験が活きたことを強く実感しました

今までの職務経歴から思う事・まとめ

全く別業種のCADの仕事で学んだPCスキルはその後の老健施設などのPC作業で役立ち、老健施設で経験した食事介助は、その後の特別養護老人ホームでのミールラウンドやケアプラン作成に役立ちました。どんな経験や仕事も、その後の自分の仕事に役立つ事を実感しながら従事ができました。

また、自分の条件に合った仕事を探すことが出来る派遣での仕事は、今の自分に合っている事も今回実感しました。

現在、管理栄養士の仕事や転職に悩んでいる方達にも、この転職体験記を読んで色々な選択肢がある事を知っていただければ幸いです。

栄養士・管理栄養士の転職・求人サイトDietitianJob!


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