国立がん研究センターは世界で初めて、朝食の欠食により脳出血のリスクが上昇する可能性を示したコホート研究の結果を発表した。

朝食を毎日食べる群と、朝食を週0~2回食べる群の発症リスクを比較した結果、くも膜下出血や脳梗塞、虚血性心疾患については関連が見られなかったが、脳出血では36%リスクが高まる事を確認した。

脳出血のもっとも重要なリスク因子は高血圧で、特に早朝の血圧上昇が重要なリスク因子であると考えられている。
また、朝食を欠食すると空腹によるストレスなどから血圧が上昇することや、朝食を摂取すると血圧上昇を抑えられることも報告されている。

これまでにも、朝食をとることの健康上のメリットが様々な報告で指摘されてきたが、今回の結果も、朝食は欠かさないほうがよいかもしれないという説を支持している。

詳しくはこちら⇒http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3768.html