チャレンジ!健康測定会

はじめまして、DietitianJob(ダイエティシャンジョブ)運営会社(株式会社東洋システムサイエンス) 横浜人材事業部の下原です。

 

突然ですが、このブログを読んでくださっている皆さんは、どんなところで働いていらっしゃいますか?

栄養士・管理栄養士の活動領域といえば、学校や病院、保育園、福祉施設などの建物の中での給食管理業務、給食運営業務・食育・栄養指導(相談)に携わることが多いのではないでしょうか。

 

一方で、ファミリーマートが薬局との一体型店舗を設け、有料で栄養相談サービスを提供したり、期間限定ではありますが、ローソンが健康サポート実験店舗を設けたりと生活習慣病や在宅の要介護高齢者や療養者の増加に伴って、栄養と食生活のアドバイザーとしての管理栄養士の活動領域が広がりを見せています。

 

先日、弊社ホームページ『Dietitian job』「栄養士の気になる情報」でもお伝えしましたが、厚生労働省が2018年1月9日、「あなたの栄養と食生活アドバイザー 管理栄養士を知っていますか?」報告書を公表しました。

管理栄養士の栄養食事指導は人の一生に寄り添った実践的なものである、とする一方で、役割の重要性が療養者などとその家族、医療・介護従事者からも十分認識されていないといった状況や、国民にとって管理栄養士がどこにいるのか見えにくい、といった課題がある、とされていました。

 

栄養食事指導を担う管理栄養士の役割の重要性が十分認識されていない…なんて。
管理栄養士がどこにいるのか見えにくい…なんて。

栄養士・管理栄養士自らが、地域に出ていく機会を増やし、本当の意味で気軽に相談できる存在になっていくよりほかないのかもしれません。

でもどうやって?

そんな中、追い風が吹いています。

キーワードは、「健康経営」

「健康経営」とは企業が従業員の健康について意識、配慮することが将来的には経営面においても大きな成果になる、という健康管理を経営的な視点から考えることを言います。

健康経営においては企業が主体となって具体的な数値目標が設定され、様々な取り組み(メンタルヘルス講習会の実施や、生活習慣病の予防、定期健康診断受診の義務化、ウォーキングやラジオ体操の実施、健康機器を使っての測定会がなど)が推し進められています。

「健康経営」は、企業が労働力の確保や定着、勤労意欲を向上させることを目的として導入する「福利厚生」よりも一歩進んだ、従業員にとってより建設的に健康を維持するシステムの導入といったところでしょうか。

 

「健康経営」の軸は、「運動」と「栄養」と「休養」のいずれにおいても、方法を実践しやすい形で従業員に伝え、それらの方法を継続してもらうことであるともいえるのです。
「動くこと」と「食べること」と「休むこと」は、いずれも目に見れる形で成果を確認しづらいものですね。
そこで活躍するのが健康測定機器です。

測定結果は、これまで実践してきた「動くこと・食べること・休むこと」といったいわゆる生活習慣がどれくらい効果をあげているのかの成績表ともなります。また、自らの生活習慣の改善点を見つけ出す指針ともなります。
そして、その結果をもとに、具体的にどのように改善すればよいのか、この具体案を提案することができるのが管理栄養士となるのです。

 

こうした状況の中、弊社でも健康経営を支える取り組みを開始しています。

先日、ある企業の健康経営の一環として行われた「健康測定会」に行ってまいりました。

今回の健康測定会では、AGEsセンサ・ボディーチェッカー・IN Bodyの3機種で測定後、事前に記入いただいた食生活アンケートと測定結果をもとに管理栄養士がチェックシートを用いて健康カウンセリングを行いました。

AGEsセンサ

体内で使われなかった(分解・代謝しきれなかった)余分な糖とたんぱく質が結合してできた最終糖化産物(AGEs)を測定する機器です。
この糖化したたんぱく質は本来の機能を発揮できないばかりか、蓄積されると生体に悪影響を及ぼすとされています。具体的には、肌ではしみやくすみ、たるみとしてあらわれ、血管では動脈硬化症の一因に、また脳では認知症であるアルツハイマーに係るとされています。これらのいずれの疾患も、だれか特別な人がかかる疾患というわけではなく、だれもが年齢を重ねるとともに罹患するかもしれない疾患であると考えられます。このAGEsを蓄積させないためには、バランスのよい食事と適度な運動、適切な生活習慣をが決め手になり、AGEsを測定することにより生活習慣のバイオマーカーとして活用していただきたいのです。

ボディーチェッカー

血管の老化程度とストレスの度合いを測定する機器です。特にストレスの度合いについては、身体的ストレス・精神的ストレス・ストレス対処能力の3部門を「低い・普通・高い・非常に高い」で判定します。ご自身が実際に感じているストレスの主たる原因を見出すことができるきっかけになります。

IN Body

カラダの部位別筋肉量や部位別体脂肪量を測定し、評価する機器です。肥満程度の把握や、サルコペニアの評価、たんぱく質量不足の評価も行えます。

いずれの数値も、測定者自身の評価、という点では、数値化された数値で分かりやすいものとなっていますが、
その数値をもとに、具体的に、生活習慣をどのように改善すればよいのか、を含め、行動変容における1歩目の提案を専門家である管理栄養士がカウンセリングとして行いました。

 

カウンセリングは集団あり、個別あり、事前のアンケート調査により日頃の生活習慣もお伺いしながらずっと元気な体を維持する秘訣についてお話させていただきました。

福利厚生という視点から一歩前進して、健康経営という視点でこのような測定会を希望される企業様が増えています。

また、機器を使っての測定は、健康のセルフチェックの良い機会ともなります。

東洋システムサイエンスでは、この健康のセルフチェックの機会を増やすべく、企業への健康経営推進のみならず地域の皆様に身近な調剤薬局やケアプラザを中心に、健康のセルフチェック”健康測定会”をどんどん開催し、管理栄養士の存在感をアピールしていく予定です。

 

チャレンジ!健康測定会

ご興味のある方はぜひ弊社(東洋システムサイエンス横浜本社 TEL:0454513191)にお問合せください。

 

最後になってしまいましたが管理栄養士の皆様も チャレンジ!健康測定会 

弊社では、健康測定会のサポート、健康カウンセリングを行ってくださる管理栄養士さんを募集しています。

詳細はこちら ⇒ スポット求人特集