アスリートの、食への思いを感じた出来事

(上記写真は、本文とは関係ありません。)

 

こんにちは、Dietitian Job(ダイエティシャンジョブ)運営会社(株式会社東洋システムサイエンス)大阪人材事業部 榎原です。

 

もうすぐ6月も終わりですね。私は大阪営業所におりますが、その大阪を含めた近畿地方と北九州・四国・中国地方では、6月26日にようやく梅雨入りが発表されました。

例年より20日前後遅い梅雨入りだそうで、もしかしたら近畿地方は56年ぶりに梅雨が来ないのでは!?とも心配されていましたが、無事迎えることができたようです。

 

梅雨の時期は外に出る機会も減るので、外に出るのが好きで、ちょこちょことスポーツもしている私としては、早くも梅雨明けを待ち望んでしまうこのごろです。

 

さて、最近はスポーツ栄養の分野で活躍したいという栄養士の方々も多くいらっしゃるという印象を持っていますが、読者の皆様はどうでしょうか?

 

また実際にそういうスポーツ選手の食事に触れた経験はありますか?

 

先日私が参加した食イベントで「アスリート食」を実際に食べさせて頂きましたので、それをご紹介したいと思います。

 

イベントは、有名スポーツ選手を招いたトークショーのセクションと、そのゲストにちなんだ食事「アスリート食」を食するセクション、2部構成の内容でした。

ゲストは、競泳の元オリンピック選手で、ロンドン五輪でキャプテンも務められた松田丈志さん。

 

ご自身の水泳人生について、幼少期からオーストラリアへの留学などの生い立ちと成長、オリンピック出場からメダル獲得に至ったメンタル面での変化など、貴重なお話しを聞くことが出来ました。

 

世界に通用する選手になるために、練習や休養の取り方だけでなく食事に関しても重要視されていて、大学院ではスポーツ栄養も学ばれたそうです。

 

現役時代にも「運動内容を変えるよりも食事を変える方が、体は変わる」と実感されたと仰っていました。

 

私はこの言葉に一番感動しました。

栄養士的目線ではなく選手側のこのような言葉を聞くのは初めてで、自信満々にそう断言された松田選手の表情は言葉以上のインパクトを与えてくれました。

 

中高生の時は、毎日牛乳を2.5リットル、ご飯だったら基本どんぶり3杯食べておられたとのこと。好き嫌いはなっかたのでなんでも食べられたそうです。

 

松田選手の好物は「納豆たまごかけごはん」ご飯が糖質で、卵がアミノ酸・脂質、納豆もタンパク質ですからこれは理想的な食事だと思います」とその良さを分析され、現役時代は毎日のように、それもおやつ代わりに食べておられたそうです。

 

今回のアスリート食の実食の中でも、「納豆たまごかけごはん」を再現。


 

20代なってからは食べ方にも注意されるようになり、体格の増強や維持、持久力向上の為など目的に合わせて食事内容や食べる順番など工夫されていたそうです。

 

オリンピック代表選手から直接お話を聞け、改めてスポーツと食事・栄養との関係性は深いのだと考えさせていただく良い機会となりました。

そんな話を伺いながら、また考えながら戴いた食事がこちらでした。

 

『牛肉ごぼうのトロトロパワーアップ丼』


 

『海のめぐみの温野菜~明太クリームソース』


 

『ミルクプリン~国産レモン丸ごとレモンカードソース』


 

写真は私たち参加者用なので、量やサイズが調整されています。

 

デザートの分、脂質が多めのメニューになりましたが、それを除けばPFCバランスも良さそうです。

 

とてもおいしくて、またアスリートと同じ食事内容だと思うとすごく元気が湧いてくる、そんな気がしてもりもり頂きました(笑)。

 

東京オリンピックのある種目チームのトレーニングサポートをしている理学療法士の友人に聞くと、オリンピックチームのサポートをしている栄養士は、現状日本人ではなく海外の方が多いそうです。(※あくまでも個人の印象です。)

 

私自身もスポーツ栄養に関する研究や文献も海外のものの方が多いとも感じています。

日本のスポーツ栄養分野はまだまだこれからということなのでしょうか。。。

 

いえいえ、そんな日本でも多くのスポーツ栄養にかかわる栄養士さんが企業や国内チームのサポート、学童・学生や社会人のスポーツ選手のサポートをしてご活躍されていらっしゃいます。

 

皆様の今後のスポーツ栄養分野でのご活躍はもちろん、今後どんどんスポーツ分野で栄養士が活躍できるよう私たちも力を尽くしていけたらいいなと感じております。