「食育~日本人の魚離れ~」

こんにちは!東京人材事業部の那須野です。

柿、栗、お芋にさんま…「食欲の秋」真っ盛りですね!!

これから冬に向けてため込む時期がやってまいりました。既に体重が増えつつある今日この頃…美味しいものを心おきなくいただくためにも適度に運動をしながら、「食」も楽しみたいものです。

さて、もう何年ものあいだ問題になっている、日本人の魚離れ。

年々深刻になっており、2000年代初めまでは世界一の魚大国だったにもかかわらず、ここ数年の一人当たりの年間魚介類消費量は年率2.7%のペースで減少しているとか…。

そんな中、秋の味覚、サケとさんまに関してはここ数年少し増加傾向にあるそうです。

日本人の魚離れの背景には、「こどもの魚嫌い」「魚介類の高騰」「調理の手間と後片付け」など様々な要因があるのですが、どれも同感!と頷けるものばかり。

「食卓に並べて子供に反応が良いお肉!お魚より安く、調理の手間もにおいも少ない。」となると、ついつい週の半分以上はお肉になりがちです。

そんな我が家も陥っている魚離れを打開すべく、食育ツアー「釣り!」に行ってまいりました。

今回は、先生ご指導のもと、初心者でも釣りやすい針(一つの竿に3連で針がついているもの)を使用し、餌にはエビとイソメを準備しました。

ここで、問題発生!!

最近の子(我が子だけ?)はイソメを触れないのです。

「きもい」と言って嫌がる息子でしたが、餌をつけなきゃ始まらないと、何とか針に餌を付けさせ、いざ釣りを開始!!

すると開始から程なく、初心者でも釣りやすい針のおかげか、小ぶりのカワハギが釣れました。

初めてのヒットに大興奮!!

かわいい!ペットとして飼いたい!

と愛着がわいた様子でした。

その後も退屈する間もなく、さまざまな魚が釣れ、初めは釣れるたびに先生に魚の名前を確認していたのが、だんだん見た目で名前も分かるようになり…時間が経つのも忘れて夢中で釣りを楽しみました。

(下記写真は、めばるです。 このようなロケーションのところでも大漁)

カワハギの他にも、めばるやめじな、ハゼ、海タナゴ、アジ…とたくさんの魚を釣って大満足!!

(下の写真 左1列はすべてかわはぎ。右は上からメバル、メジナ、海タナゴ×4、ハゼ、アジ、メバル)

普段は興味を示さない調理にも参加し、カワハギの皮をきれいに剥いでみたり、めばる鱗を削ってみたりと、自分で釣った魚は特別な様子でした。

(皮をはがれた、カワハギ

(下の写真 左は海タナゴ×3、真ん中は、メバル、海タナゴ、右は、メバル×2)

何といってもいつもだったら骨の少ない箇所だけをつつく程度の煮魚も、骨が気になると言って手を出したがらない唐揚げも進んでたくさん食べました。

「自分で釣った魚を自分で調理して食べる!!」

やっぱり実体験って重要ですね。最高の食育になりました。

恥ずかしながら…普段は切り身か、内臓など除去済みの魚しか購入しない私自身も魚をさばいたのは大学の調理実習以来!!自分自身の勉強にもなりました。

釣りだけではなく、なし狩りやみかん狩り、芋掘りなど美味しい食べ物がいっぱいの行楽シーズンに「親子で食育」楽しんでみてはいかがでしょうか。