こんにちは!Dietitionjob運営会社 管理栄養士の増田です。
今回は小規模保育園で働く栄養士の仕事内容を1日を通して紹介します。
👉 目次
簡単な来歴
この職場に就職する前は、新卒で給食受託会社に勤務していました。特別養護老人ホームや有料老人ホームに配属され、献立作成・発注・調理等の給食管理業務全般に従事していました。私も給食会社あるあるの例にもれず…早番から遅番まで1日通して勤務しなければならない日が多く、結婚を機に退職しました。子どもは元々好きだったということもあり、自宅から徒歩で通える小規模保育園のフルタイムパートとして入職しました。
小規模保育園では、園児の人数が定員25名と少なく、調理は1人体制で行っていました。
また調理業務のほかにも、保育補助の仕事も行っていました。
この職場の栄養士の主な仕事内容
食材発注
食材の仕込み
給食とおやつの調理、配膳
夕食調理
洗浄、片付け
事務作業
7時30分~9時の間の保育補助
土曜日の1日保育補助と給食・おやつの調理(土曜日勤務は月に1~2回程度)
小規模保育園栄養士の1日のタイムスケジュール
*7時30分 始業
まず保育補助業務から1日が始まります。
保育園が開くのと同時に園児が登園してきます。
保育補助として、園児の遊びの見守りや絵本の読み聞かせなどを担当します。
(衛生上の観点から、おむつ交換などの業務は行いませんでした)
*9時00分 調理室で調理業務開始
いよいよ、調理がスタートします。
ここからは1分1秒、時間との戦いとなります。
まずは10時の朝おやつの配膳を目指してフルーツをカットし、食器に盛り付けて配膳の準備を整えます。
朝おやつの準備が終わったら、今度は給食の食材の切込みを行っていきます。
調理の優先順位を考え、先に火にかける食材などからどんどんカットしていきます。
11時には離乳食の配膳があるため、時間を意識しながら調理を行っていきます。
またアレルギー対応のために、アレルギー除去食を先に調理した後、他の調理を行っていました。
*10時00分 朝おやつ配膳
台車カートに、クラスごとの朝おやつをセットして配膳します。
*11時00分 離乳食配膳
0・1歳クラスの離乳食と給食を先に配膳します。
*11時30分 給食配膳
2歳児~5歳児クラスの給食を順番に配膳します。
全てのクラスの配膳が終わったら、おやつの仕込みを行います。
完成までに時間がかかるおやつの場合には、この時点から調理を行っていきます。
*12時30分 給食の下膳・食器洗浄
各クラスから下膳された食器の洗浄を行います。
*13時00分 お昼休憩
*14時00分 おやつ調理・配膳準備
15時のおやつ配膳までに間に合うように調理を行います。
同時に、夕食のメニューを考えながら食材の仕込みをしていきます。
(夕食メニューは、献立が特に決まっていなかったので、冷蔵庫にある残った食材を活用したり、事前に夕食用に発注していた食材を活用したりしながら作る楽しさがありました)
*15時00分 おやつ配膳
おやつの配膳を終えた後、夕食の調理に取り掛かります。
16時までには夕食調理を終えられるように作っていきます。
(実際に園児が食べている様子を見ることはできないので、どんな反応をしてくれたのかを、翌日保育士の先生から教えてもらっていました。)
*15時30分 おやつの下膳・食器洗浄(調理室の片付け)
*16時00分 献立作成
保育園の本社で献立作成を担当していたもう一人の栄養士さんが退職することになり、私が献立作成も担当することになりました。
計算ソフトを使用しながらの献立作成だったので、サイクルメニューを活用しつつも、自分で考えた献立を取り入れられる楽しさを感じることができました。
*16時30分 終業
一番忙しいのはここ!
一番忙しいのはなんと言っても午前中の調理!
離乳食調理と給食調理を行いながら、朝おやつの配膳・下膳・食器洗浄を行いつつ、アレルギー除去食の対応など、とにかく時間に追われ忙しかったです。
調理室の大きさが、一般的な家庭にあるキッチンのサイズと同じくらいなので、場所のやりくりなども工夫が必要でした。
特にアレルギー児対応のために、安全区域を分けながら調理することには神経を使います。
やりがいはこれ!
園児たちが「美味しい!」と言って給食を食べてくれる姿を間近で見られることです。
安全、安心な給食を提供し、喜んでもらえる姿を見られることは栄養士としてとてもやりがいを感じられました。
「苦手な野菜が、今日の給食では食べられた」という声を聞けたときは、心の中でガッツポーズをしていました。
ハイハイしていた園児がいつの間にか歩けるようになっていたり、しゃべるようになっていたりと成長を感じられる喜びも保育園ならではです!
正直ここは大変…!
調理を行うのが一人だけという点は、ある程度自分の裁量でできるというメリットもある反面、体調を崩して休んだ時に迷惑がかかってしまう…というプレッシャーもあって大変でした。そのため、自分自身の体調管理や健康管理には気を付けていました。
仕事で一番気を付けていること、大切にしていること。
保育園の給食で一番気を付けていたことは、やはりアレルギー対応の給食調理です!
アナフィラキシーを起こす重度のアレルギーを持っている子どもにとっては、命に関わることなので、除去食を安全・安心に提供することを特に気を付けていました。
アレルギーを持つ子の保護者との面談では、安心して保育園に預けていただけるように丁寧な説明を心がけていました。
代替食品を提案したり、実際に除去食を試食していただいたりする機会もありました。
どうしてこの職場を選んだの?
前職で給食受託会社に勤務していた際、早番や遅番があるシフト制だったこともあり、日勤帯でさらに週によっては土日祝日がお休みという点にも惹かれて選びました。
元々、子どもが好きだったということもあり保育園での仕事を探していたところ、園の入り口に貼られていた求人ポスターを見つけて、即応募・即採用で決まりました。
自宅から徒歩で通える距離だったという点も魅力に感じました。
この職場の栄養士に向いている人
大前提として子どもが好きということと、そして調理をすることが好きな方が向いていると感じます。
子どもたちが給食を食べてくれるように、どんな食材でどんな調理方法が良いかを考えることに楽しみややりがいを感じられる方であること。そして、保育士の先生との円滑なコミュニケーションを取れることも大切だと感じます。
年収・給与事情
フルタイムパートとしての採用ということと、栄養士資格不要の調理員という枠での求人だったため、時給1,300円で月給20万円程度でした。
ボーナスはないため、前職の年収からは下がるものの、働きやすい勤務時間・休日等のライフワークバランスを考えると、当時の私には十分でした。
まとめ
小規模保育園栄養士の仕事紹介でした。
保育園の栄養士は調理がほぼ必須です。子どもが好き、調理が好き、そんな方には天職かもしれませんね。
ですが、その規模により仕事内容が変わることと、どの保育園も食育を掲げていることが多いですが、その取り組み内容はかなり園により異なるでしょう。転職を検討した時には調理、献立以外にもどんな仕事があるのか必ずチェックしましょう。聞きにくい、聞いていいのか分からない、検討中だから直接連絡したくない…そんな時は転職エージェントにお任せくださいね♪

💗栄養士の一日・栄養士の仕事紹介シリーズ
*特別養護老人ホームの栄養士
*育児用ミルクメーカーの栄養士(企業栄養士)
*給食委託会社の栄養士(産婦人科クリニック)
*ドラッグストアの栄養士
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