第10回ニッコクトラスト料理コンクール

こんにちは!運営会社、東洋システムサイエンスの管理栄養士 那須野です。

先日、株式会社ニッコクトラストにて毎年行われている「料理コンクール」に、グループ会社来賓として参加させていただき見学・試食を致しました。

ニッコクトラスト

社員食堂をはじめ、寮、病院、高齢者施設、保育園、学校などのフードサービスを提供している、創立80周年の総合給食企業です。
栄養士の活躍の場としてご存知の方も多いかと思います。

年に1回開催されている社内料理コンクールは、ニッコクグループを元気にするプロジェクトとして、全部署を対象に参加者を募集。
今回は応募者の中から見事、決勝に進んだ4チームが、腕を振るってくださいました。

入賞チームには賞金、副賞のほか、考案したメニューはイベントメニューとしてお客様に提供されます。

「ニッコク 手作りハンバーグ選手権」

今年のお題は、ハンバーグ!

子どもから大人まで大好きなメニューであり、アレンジも楽しめそうなお題。
各営業店の方々が知恵を出し合い、試作を重ねて出来上がった、レベルの高いラインナップにプロの誇りを感じました。

チェックのポイントは

  • 料理名がわかりやすく、内容がよく理解できる
  • 工夫とアイディアがある
  • 栄養面で工夫がある
  • プレゼンの内容
  • 何よりおいしい!

上記を踏まえ、総合評価として1チームに投票をします。

調理において大切な「衛生的に調理できていたか」もチェックされ、問題のあったチームは減点されてしまいます。

今回はどのチームもしっかり衛生管理ができており、減点チームがございませんでした。

エントリーナンバー1

【パタータ・アラ・ナポリターナ・ハンバーグ】

イタリア南部ナポリの郷土料理である「ガット・ディ・パターテ」というケーキのように焼いたじゃがいも料理をハンバーグと掛け合わせた料理名です。
「みんなに喜ばれるハンバーグ」をコンセプトに考えました。

ハンバーグの上に乗っているマッシュポテトが肉汁を吸い上げ、旨味を残さず感じることができます。
子どもからお年寄りまで誰が食べても美味しい、喜ばれるハンバーグです。

(感想)

プレゼンの動画も凝ってて、栄養や美味しさだけではないアピールも高評価でした。
ハンバーグにマッシュポテトが乗っていることでボリューム感もあり、とにかくおいしいハンバーグでした。
これは家でも真似したい♪

エントリーナンバー2

【ふわとろ!手ごねホワイトバーグ】

つなぎにパン粉の代わりにお麩を使用することで、肉の旨味を閉じ込めたジューシーなハンバーグを作りました。
ホワイトソースにじゃがいもを入れることでとろみをつけ、一味違うソースに仕上げました。
タネにスキムミルクを練りこむことで不足しがちな「カルシウム」の量を増やしました。

(感想)

その名の通り、ハンバーグがふわっとしていて柔らかく食べやすかったです。
ホワイトソースにじゃがいもを入れてあるので、コクも出て高級感がアップ!カルシウムが強化されているのも嬉しいポイントです♪

エントリーナンバー3

【とろけるチ~ズのダッカルビ風ハンバーグ丼】

韓国料理のチーズダッカルビをイメージしたハンバーグ丼にしました。
刻んだキムチをタネにいれることで、シャキシャキ感が楽しめるとともに、噛む回数も増えることで満腹感を感じやすいように工夫しました。
栄養面でも鶏むね肉を使用することで脂質を抑え、野菜で食物繊維を豊富に摂取でき、さらにチーズソースの乳製品でカルシウムをしっかり摂ることができます。

(感想)

キムチのシャキシャキ食感がとても良かったです。
豆板醤やコチュジャンのスパイシーな味と、チーズソースのクリーミーな味わいのマリアージュが最高!!

エントリーナンバー4

【麹味噌香るちゃんちゃん焼風ハンバーグ】

麹を使うことにより、免疫力低下、動脈硬化の予防が期待でき、さらに野菜をたくさん使うことにより食物繊維も豊富で、腸活にもつながります。
その他にも体の中から綺麗にし美肌効果も!アルミホイルはお客様にあける楽しみを演出できます。開けた瞬間に麹味噌の香りが食欲をそそります。

(感想)

まさに、アルミホイルをあけた瞬間に麹味噌の香りが広がりました。アルミで包むことで保温効果もあり、暖かさが続いているのも良かったです。
ちゃんちゃん焼きはもともとあまり好きではなかったのですが、お味噌の優しい味がとても美味しくてびっくり!野菜やきのこがたっぷりなのも嬉しかったです。

結果発表

どれも美味しく、甲乙つけがたいハンバーグで審査員の皆様も苦戦したようですが、ドキドキの結果発表。
栄えある優勝に輝いたのは・・・

【パタータ・アラ・ナポリターナ・ハンバーグ】でした。

調理技術の向上はもちろんのこと、部署、チームで一丸となって作り上げることで、仲間と協力することを学ぶ機会となり優勝してもしなくても、皆さん楽しく参加されている姿が印象的でした。