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酵素を摂ると健康長寿に…?

2021.06.07

こんにちは、Dietitian Job(ダイエティシャンジョブ)運営会社(株式会社東洋システムサイエンス)大阪人材事業部 管理栄養士の 榎原です。

 

前回、酵素ファスティング体験談をブログで書かせていただきました。

 

 

ファスティングから酵素にも興味をもって実践してみたのですが、

 

ふと、酵素とは・・・?

 

となって、ある著書を読みました。

 

それが、キラーフード ~あなたの寿命は「酵素」で決まる~ という、とってもタイトルが怖い本。

 

表紙もすごく怖いんです。

 

「キラーフード」

 

 

 

酵素を生涯かけて研究した、酵素栄養学の父エドワード=ハウエルという方が一般に向けて書籍化した“酵素のススメ”のような本です。

 

1985年にアメリカで出版をし、日本では1999年に翻訳・出版。

 

ネットで購入しようとしても、もう流通しておらず、また図書館で借りました。

 

しかし大阪でも中央図書館にしか所蔵されておらず、受付で申請してわざわざ閉架書庫から出していただくというすごい扱いの御本でございました。

 

 

ハウエルはこの本の中で、現代の食べ物の食べ方や調理方法、生産方法、飼育方法により酵素が損なわれ、慢性疾患の原因になっていると訴え、そして生食するものを「酵素食品」して、「酵素食品」の摂取を薦めています。

 

今日はこの本から学んだ酵素栄養学というものについて書きたいと思います。

 

 

酵素と慢性疾患との関係

 

酵素とはタンパク質で・・・といったことはもちろんわかっていましたが、酵素を摂ることが何に良いのか、なぜいいのかというところが知りたくて私はこの本を読みました。

 

ハウエルは、

 

・野生生物にはがんや心臓病といった病気がないこと

 

・母乳育児の方が人工乳での育児に比べて病気の罹患率が低いこと(酵素が母乳中に含まれている)

を根拠として、酵素と病気との関係を考えました。

 

また、

 

・生の魚やアザラシを食べる習慣をもつ極北地域の先住民族、エスキモーは、心臓病や腎臓疾患の発症が非常に少ないこと

 

・長寿で知られるブルガリア地方の方は生の牛乳や乳製品をとっていること

 

などから、生で食べることが慢性疾患の予防に重要であると結論付けました。

 

 

 

 

生で食べることのススメ

 

ハウエルは、7.5:2.5の割合で生食を多くとることを推奨しています。

 

また、O-157等の食中毒により加熱調理が必須になったことや電子レンジの登場により不健康を助長したと、強く生食推しです。

 

生物には、植物も動物も生体内に酵素をもっていて、人間はそれらを食べることで酵素を摂取できる。

 

しかし加熱や加工処理により酵素は壊れてしまうということがわかっています。

 

例えば、牛乳は加熱殺菌により、またオリーブオイルは精製されることにより本来含まれている酵素、リパーゼを失っているのだと言います。

 

だから生で食べることが重要だとしています。

 

 

食物の中の酵素によって消化酵素として働き胃腸での消化活動を助けたり(大根などが有名ですよね)、食物内で事前に自己消化がされていたりすることで、本来消化に必要だった酵素の分泌を節約することができるそうです。

 

そして、節約し温存した酵素を他の酵素反応に回すことができると言っています。

 

これは「適応分泌の法則」というものによるもので、食べたものに対して必要な量の酵素を体内で生成し分泌することができ、そうやって、酵素を食べ物からも摂取することで消化に使われる体内の酵素を節約し、健康・長寿を得ることができるとハウエルは考えています。

 

先に書いた、エスキモーの生食の風習やブルガリア地方の生の乳を摂取する健康法も、非加熱であることで酵素を食物から摂取しているため、慢性疾患の発症が少なく、健康長寿につながっているとしています。

 

 

 

体内酵素を温存する方法

 

体内酵素を温存するには、 ・食物(酵素)を生で摂ること

 

・サプリメント(栄養補助食品)として摂ること

 

・断食

 

を、著書内であげていました。

 

断食は、関節炎の改善に効果があると発表した医師があるそうです。

 

 

酵素は生成されその役割を終えると、体外へ排出されてしまいます。

 

また加齢によって酵素の量は減少するということも明らかになっています。そのことは当時のアメリカですでに周知の事実になっていたそうで、食後に複合酵素パウダーをカプセルなどで飲んでいる人も多いそうです。

 

 

 

最後に・・

 

著書では最後に、日本では酵素が流行しておらず、 その理由として、酵素・消化に関わるサプリメントが少なく、あったとしても医薬品が多く胃薬感覚であることを挙げています。

 

また、日本は栄養学に遅れているためこういった知識が浸透していない。

 

なぜ遅れているかというと、

 

①栄養素機能に関する研究は優れているが、消化の部分が疎かである。

 

②日本の栄養学の研究者は臨床とのつながりのないことが多い。

 

③現場の栄養士が学ぼうとせず古い栄養学を次世代に引き継ごうとしている。

 

など、巻末で日本の栄養研究に対する厳しいご指摘。

 

しかし20年以上も前にこういったことを書かれていると考えると、確かにそうなのかもしれないなと、かなり危機感を感じるものでした。

 

思いがけず、頑張らないといけないなと感じる一冊となりました。

 

 

本書は、科学的根拠について賛否両論なようで様々な意見があるようです。

 

しかし抗酸化酵素とよばれる生理活性物質が体内で働いていることは既知の事実となっていますし、また最近の研究では、がん細胞の増殖を抑制する方向に働くものや肥満をコントロールするものなどが発見されているようです。

 

今後ますます研究が進んでいけば、EBMに基づいた「酵素栄養学」が確立していくのかもしれません。

 

 

 

参考

・キラーフード~あなたの寿命は「酵素」で決まる~

eヘルスネット 活性酸素と酸化ストレス

 

・国立がん研究センター がんの発生要因

 

・東京大学大学院農学生命科学研究科 プレスリリース 2017/11/13

 

・東京大学、大阪薬科大学、第一薬科大学によるプレスリリース

 

 

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